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マーケティング分析

自社データを使って、クリックされやすいメルマガを分析してみた!

自社メルマガのクリック率アップの秘訣を大公開!過去の配信データを「直帰率」から徹底分析し、読者の興味を惹きつけ、クリックを促すための具体的な改善策をご紹介します。ターゲットに響くメルマガ作成のヒントが満載です。

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「メルマガがなかなかクリックされない…」とお悩みのメルマガ担当者の皆様、この記事では、そんな課題を解決するヒントが満載です!

自社独自のメルマガデータを徹底分析して見つけた、読者の心を掴み、クリックを促すための具体的な改善策を紹介します!

データに基づいた分析結果と、すぐに実践できる改善ポイントをぜひ貴社のメルマガ戦略にお役立てください!

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自社データ分析の目的

今回は、読者の興味やニーズに合った「リンクがクリックされやすいメルマガ」の特徴を知るために、「直帰率」を分析します。

メルマガにおける「直帰率」とは

一般的にWebサイトの「直帰率」は、ユーザーが最初のページだけを閲覧してサイトを離脱する割合を指します。

今回の場合、読者がメールを開封したものの、メルマガ内のリンクを一切クリックせずにメールを閉じてしまう行動を「直帰」と見なします。

つまり、メルマガの直帰率が高いということは、読者が内容に興味を持たなかった、または行動を促す要素が不足していた可能性を示しています。

分析方法について

使用ツール

使用ツールはメール配信システムの「コンビーズメールプラス」です。

データ収集も、コンビーズメールプラスに内蔵されている効果測定ツールで取得しました。

メルマガデータの詳細

・自社商品:メール配信システム「コンビーズメールプラス」

・期間:毎週火曜日に配信していた、2021/12/9から2023/5/16のデータ

・配信規模:12〜13万人

・配信リスト:見込み顧客

・ターゲット:メルマガ担当者

分析するデータの選び方

まず、データ全体から、メルマガの効果が高かったと考えられる、平均よりも数値が高いデータを抜き出していきます。

そして、メルマガの内容どんなリンクが設置されているかを、類似した他のメルマガと見比べていきます。

分析開始!

それでは過去のメルマガを見ながら分析していきます!

この記事では、違いがわかりやすいように、直帰率をそのままではなく、100から直帰率を引いた数を表示しています。

そのため、表示されている数字は、読者がメルマガ内のリンクを押してくれた割合になります。

タイムリーな情報と組み合わせる

8.61%→25.76%にアップ!

キャンペーン内容をただ伝えている内容から、iPhoneの新作発表に合わせて「乗り換えキャンペーン」という書き方に変えたメルマガの方が、読者がアクションを起こしやすいことがわかりました。

【before】

【after】

このように話題性のある、新鮮な情報と関連づけて情報を発信することで、読者の関心が得られやすくなるようです。

キャンペーンはターゲットにあった内容にしよう

13.12%→23.64%にアップ!

見込み顧客の場合、初期費用が原因で利用に踏み切れていない可能性があります。

キャンペーンを、「オプション機能1ヶ月無料」から、「初期費用10,000値引き」する内容に変更したことで、メール配信システムを始めるハードルを下げるきっかけにもなり、効果が出たと考えられます。

【before】

【after】

初期費用を懸念する層には直接的な割引、ツールのオプションに関心のある層には無料トライアルなど、ターゲットに合わせたキャンペーン設計が効果的なようです。

ターゲットの熱量が高い時期を狙う!

9.62%→18.04%にアップ!

12/13という年末年始の準備期間に送っているのが効果的だったと推測できます。

年末年始の挨拶などをこれから準備しなければならない、熱量がある時のため、この時期に無料お試しのメールを送ると、検討されやすい可能性があります。

たとえばECサイトのメルマガの場合、年末年始や新生活の準備期間など、特定のニーズが高まる時期に合わせたアプローチは、より高い効果が期待できます。

さらに開封率「11.83%→14.07%」とアップしています。

開封率アップの要因として考えられるのは、タイトルの最初に【満足度99%】と書いていたのを【終了まであと10日】という緊急性を演出するフレーズに変更したことだと思います。

「期間限定」「〇〇日まで」といった言葉は、購入期限を設け、「今すぐ行動しなければ」という心理を刺激しやすくなります。

これにより、消費者は購入を後回しにせず、すぐに購買行動に移りやすくなります。

レイアウトを工夫して最後まで読まれやすいメルマガに!

9.81%→20%にアップ!

全体的にレイアウトが変わり、読みやすく表示できる文字数が増えただけでなく、レイアウトにリズム感が生まれて、最後まで読まれやすくなり、結果的にクリックされやすくなったと推測できます。

【before】

【after】

画像を左右交互に配置してリズム感を出しています。

配信ごとにレイアウトを変えるのも、長期的に読んでくれている読者にとって、飽きにくくなるので効果的です。

しかし、デザインに統一感を持たせなければ、どこからのメルマガなのか印象づかなくなるので、レイアウトは変わってもテーマカラーや、ヘッダー・フッターは統一するようにしましょう。

興味を引くリンクテキスト・読者の興味に合ったクイズ

7.55%→13.24%にアップ!

このメルマガでは、配信時間に関するクイズの解答と簡単な解説をメルマガに掲載しており、サイト上の元記事への誘導をしています。

メルマガ担当者が多い、当メルマガ読者が興味のある内容を発信したのも、クリックされやすくなった要因だと推測できます。

メルマガ内のリンクテキストを「セキュリティについて」というシンプルな文から、「メルマガの配信時間の最適解はこれだ!」と、興味を惹きつけやすいテキストに変更しました。

さらに「無料トライアル中も丁寧にサポート」という文が追加されており、見込み顧客の不安を払拭する文面も効果的である可能性があります。

【before】

【after】

誰が読んでもわかりやすい文章!

15.7%→18.4%にアップ!

専門用語を使った固い文章から、わかりやすく噛み砕いた文章になりました。

【before】

【after】

誰が読んでもわかりやすい文章の方が読まれやすいですし、読者に語りかけてくれるような、親しみのある文章のメルマガの方が、次も読みたいなと思う可能性は高くなるのは想像しやすいですよね。

このように読者の満足感を向上させて、クリックを促しやすくなったと考えられます。

問いかけや特別感の演出!

11.33%→19.15%にアップ!

業界最安値という長所を効果的に伝えるため、「今の料金に満足してますか?」という問いかけをしています。

問いかけには、読者に気づきを与え、自分自身の考えや経験を振り返り、能動的に内容を理解してくれる可能性が上がります。

そのため自分ごととして、商品やサービスの検討をされやすくなり、クリックされやすくなったと推測できます。

ほかには「見積もり依頼をする」というシンプルなフレーズから「特別料金プランで申し込む」という限定・特別感を演出するものへと変更しました。

【before】

【after】

人は、手に入りにくいものほど価値があると感じる傾向があります。

「限定」「特別」といった言葉は、希少性を演出し、読者の「逃したくない」という心理を刺激しやすくなります。

そして特別感は、他とは違う特別な体験や商品であることから、消費者の優越感や満足感を満たしやすいです。

クリックされやすくなる魔法の言葉ということですね!

続きの気になる漫画!

3.08%→7.15%にアップ!

「メルマガで効果が得られない悩みを解決する」という内容の漫画を配信しました。

漫画の冒頭を掲載して、漫画のフルバージョンへのリンクを貼ることで、続きが気になってアクションを起こしてくれる読者の割合が上がったと推測できます。

さらにタイトルで【漫画あり】とアピールした結果、開封率も「11.87%→14.05%」とアップしています。

読者層に基づいた、メルマガ担当者のあるあるネタで書いているため、共感を得て、関心を高めることができたと考えられます。

データから学んだメルマガ読者のクリックを促すコツ

タイムリーな情報と組み合わせる

読者の関心を引くためには、時事ネタや季節のイベント、業界の最新トレンドといったタイムリーな情報をメルマガに取り入れることが効果的です。

たとえば、年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇に合わせた特別オファーを提供したり、業界の最新ニュースを自社サービスと関連付けて紹介することで、読者の興味を喚起し、開封率やクリック率の向上が期待できます。

ターゲットの熱量が高い時期を狙う

読者のニーズや購買意欲が高まるタイミングでメルマガを配信することは、効果的なアプローチです。

たとえば、ECサイトの場合、給料日後やボーナス支給時期、また季節の変わり目などが挙げられます。

これらの時期に新商品の紹介や買い替えを促す内容を配信することで、読者の関心を引き、クリック率の向上につなげることができます。

最後まで読みたいと思うレイアウトにする

そもそもリンクをクリックさせるためには、メルマガを読んでもらえないといけませんよね。

メルマガの内容を最後まで読んでもらうためには、視覚的に魅力的なレイアウトリズム感のあるレイアウトにすることが大切です。

特にBtoCの場合、スマートフォンでの閲覧が大半のため、パソコン以外から閲覧した際の表示も考慮した方が効果がアップする可能性があります。

適切な画像や動画の挿入、適度な装飾を施すことで、読者の興味を維持し、最後まで読んでもらえる可能性が高まります。

リンク先が気になるテキストにする

読者がリンクをクリックしたくなるような、具体的で魅力的なテキストを使用することが重要です。

たとえば、「詳細はこちら」や「今すぐ申し込む」といった一般的な表現ではなく、「10,000円割引で試す」や「効率化を実現する方法」といった具体的なメリットを示すことで、クリック率の向上が期待できます。

さらに、「期間限定」や「今だけ」といった緊急性を感じさせる言葉を加えることで、読者の行動を促進する効果があります。

読者の興味に合った企画をする

クイズやコンテスト、プレゼント企画など、読者が参加できるコンテンツを提供することで、読者からの反応を高めることができます。

たとえば、読者からの質問に回答するお悩み相談コーナーや、アンケートで得た質問に答える形式のコンテンツなどが考えられます。

これにより、読者との双方向のコミュニケーションが生まれ、メルマガへの関心を維持することができ、クリックを促しやすくなります。

ターゲットの不安を払拭する

商品やサービスの利用をためらう要因を特定し、それらのハードルを下げる工夫が求められます。

たとえば、手厚いサポート体制や無料トライアルの提供を明示することで、安心感を与えることができます。

これにより、読者が商品やサービスを試しやすくなり、結果としてクリック率やコンバージョン率の向上につながります。

誰でも読みやすい文章にする

専門用語を避け、易しい言葉で情報を伝えることで、幅広い読者に理解してもらいやすくなります。

硬い敬語よりも、親しみやすいトーンで書くことで、内容が頭に入りやすくなります。

複雑な内容は具体的な例え話や事例を用いて噛み砕いて説明し、強調したい部分は文字の色を変えるなどの工夫をすることで、読みやすさを向上させることができます。

その結果、読者の満足感を向上させ、行動を促す可能性が上がります。

問いかけや特別感を演出する

読者に問いかけることで、能動的にメルマガの内容を理解してもらいやすくなります。

また、「限定」や「特別」といった言葉を使って希少性を演出し、読者の行動を促すことができます。

読者の課題や悩みに共感する問いかけや、意見や感想を求める内容を盛り込むことで、アクションを促進する効果があります。

さらに、「〇〇様限定」や「特別ご招待」といった特別感を演出する言葉を使用することで、読者の関心を引き、行動を促すことができます。

漫画を活用する

文字だけの情報よりも、視覚的に分かりやすく、親しみやすい印象を与えることができます。

読者層に合わせて、共感できる内容や課題解決につながるストーリーを盛り込むことが重要です。

また、続きが気になるような終わり方にすることで、続きの内容を読むためにリンクをクリックしたり、次のメルマガも読んでくれたりする可能性が上がります。

まとめ

今回の分析の結果、タイムリーな情報との関連付けや、ターゲットのニーズが高まる時期の配信が重要であることが推測できました。

また、視覚的に訴求力のあるレイアウトや、クリックを誘導する魅力的なリンクテキスト参加型の企画なども有効な可能性があります。

読者の不安を払拭する丁寧な情報提供や、分かりやすい言葉遣いを心がけ、問いかけや限定感を演出することもポイントです。

さらに、漫画を活用した親しみやすいコンテンツも効果的です。

これらの分析結果を参考に、読者からの反応を高め、よりクリックされるメルマガの作成にぜひお役立てください!

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    この記事のライター

    宇都宮凛奈

    ライターとしてまだまだ成長中。いろんなデザインを見るのが好き。空と海の写真を撮るのが趣味。

    この記事の監修

    川上サトシ

    合同会社ぎあはーと 代表

    Webマーケター。
    ヴァイオリニストとして活動していた20代の頃、Webマーケティングの重要性を痛感。骨董品のEC管理や食べログの営業を経て、Webコンサル会社のマーケティング担当となる。引っ越し企業のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など数多くの実績を残して会社設立。専門はSEOと広告運用。
    ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動中。

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