個人利用、ビジネス問わず幅広く使用されているGmailですが、ときどきメルマガが届かないといったアクシデントが起こります。
そこで今回はGmail宛てのメルマガが届かない原因と解決法について解説します!
ページコンテンツ
- 1 フリーメール・Gmailとはどんなもの?
- 2 なぜGmail宛のメルマガが届かない!?
- 3 メルマガが迷惑メール扱いになる17の原因
- 4 メルマガが迷惑メール扱いにならないようにするためには?
- 4.1 作成したメルマガの件名と本文を正しく記載する
- 4.2 不適切なURLは避けて適切なものを使う
- 4.3 適量な画像やファイルを添付する
- 4.4 購読解除がいつでもできるようにする
- 4.5 必要のない情報発信はしない
- 4.6 ヘッダFromのなりすましはダメ
- 4.7 SPFとDKIMを設定する
- 4.8 DNSサーバを正しく設定する
- 4.9 ブラックリスト入りしていないかをチェック
- 4.10 ガイドラインに違反しない
- 4.11 メルマガ配信リストをメンテナンスする
- 4.12 大量の配信はアドレスの実績を積んでから行う
- 4.13 配信速度・配信する規模に注意する
- 4.14 他社と似ているアドレスを使わない
- 4.15 サーバ内に潜伏する悪質な業者を排除
- 5 【配信者側必読】変更されたガイドラインを守る!
- 6 Gmailにメールが届かない原因を即座に解消
- 7 まとめ
- 8 コンビーズメールはシンプルで続けやすいメルマガ!
- 9 メルマガに関するブログ記事の一覧
フリーメール・Gmailとはどんなもの?
Gmailはフリーメールサービスで、Google社が提供しています。スマートフォンやパソコンなどがインターネットにつながっていれば、Webブラウザ上や専用アプリからメールの確認、送受信ができます。
アカウントを作ればGmailだけでなく、Google社提供のGoogleドライブやそのほかの機能も使えるので、個人利用からビジネスまで、さまざまなシーンで使用できます。
なぜGmail宛のメルマガが届かない!?
読者がGmailにアクセスしてメルマガをチェックした際に、届いていないうえに迷惑メールにもない、といった状態になることがあります。
その原因について詳しくみていきましょう。
迷惑メール扱いで専用のフォルダに移動している
Googleのセキュリティ対策によって、受信したメルマガが迷惑メール扱いの判断を受けると、Gmail内にある「迷惑メールフォルダ」に移っている場合があります。
正当なメルマガであっても、迷惑メール扱いとなる場合がありますが、その理由についてはのちほど詳しく解説します。
ゴミ箱へ移っている可能性がある
操作ミスにより、届いていたはずのメルマガを誤ってゴミ箱へ移している可能性もあります。とくにスマートフォンのGmailアプリの場合は、閲覧した後にディスプレイに無意識に振れてしまうことで、ゴミ箱に移動していることもあります。
知らず知らずにアーカイブ扱い
手違いでメルマガをアーカイブ(保管)している可能性もあります。たとえばスマートフォンの専用アプリでは、メール一覧画面でスワイプすると、メルマガはアーカイブされます。
Googleドライブの容量が足りない
Gmailに届くメールは、無料で使えるオンラインストレージであるGoogleドライブ内に、データとして保管されます。ただし、無料で使用できる容量の上限は15GBとなっています。
メールのデータだけでなく、Googleのスプレッドシートやドキュメント、容量を使う添付ファイルの送受信をしていると、容量不足を起こす恐れがあります。
上限いっぱいまで使ってしまうと、当然ながらデータの保管場所がなくなるので、メルマガも届かなくなるのです。
通信の環境が良くない・Gmailが通信障害を起こしている
インターネットの通信環境が良くなかったり、Gmail自体が通信障害を起こしていると、メルマガは受信されません。
フィルタにより振り分けられている
Gmailの利用者の中には、フィルタ機能を活用していることがあります。
フィルタ機能は便利である反面、目的のメールを探さないといけなくなったり、「メルマガが届いていない」と勘違いしてしまうことがあります。
別のアカウントへメルマガを転送している
メールを別のアカウントへ転送するよう設定していると、メルマガはそのGmailの受信ボックスには表示されなくなります。
メルマガが迷惑メール扱いになる17の原因
Google側のセキュリティにより、正当なメルマガであっても迷惑メール扱いになることがあります。
迷惑メール扱いとなってしまう要因は、主に以下のようなものがあります。
- 作成したメールの件名と本文に問題がある
- 本文内に過剰な表現、記号を使った装飾が多い
- 適切なURL(リンク先)を使っていない
- 容量の大きい画像やファイルを添付している
- いつでもメール購読解除ができるリンク先を掲載していない
- 不要な情報を受信者に送信している
- ヘッダFromの設定が不適切である
- SPFやDKIMの認証技術を設定していない
- DNSサーバが正しく設定できていない
- 送信元のIPアドレスやドメインがブラックリストに入っている
- ガイドラインを違反している
- IPレピュテーションが低い状態である
- 無効なメールアドレス(受信者)にメールを送り続けている
- 配信実績が低いにもかかわらず一斉配信している
- 適切な配信速度になっていない
- 使っているメールアドレスが他社と似ている
- サーバ内に悪質な業者が潜伏している
メルマガが迷惑メール扱いにならないようにするためには?
迷惑メール扱いにならないためにも、原因となる17項目を改善する必要があります。
その方法について詳しく解説します。
作成したメルマガの件名と本文を正しく記載する
作成したメルマガの件名や本文が正しく記載されていないと、迷惑メール扱いになる可能性があります。
作成時に注意すべきことは、4つほどあります。
件名と本文は必ず書くこと
配信するメルマガの件名と本文は、いずれも必ず書いておくことをおすすめします。たとえば本文を画像だけで作ってしまい、その画像を貼り付けるだけのメルマガなどは控えましょう。
内容が不透明な状態で配信してしまうと、受信者は怪しいメールと思って開封しなかったり、迷惑メールの専用フォルダに振り分ける可能性があります。
過剰な表現は控える
煽り文句をたくさん使いすぎると、迷惑メール扱いになる恐れがあります。
「すぐに稼げる!」「すぐにキャンペーンに申し込もう」などの表現は、迷惑メールの表現と判断される場合があるため、使用は控えたほうがいいです。
また出会い系やアダルト系の迷惑メールに出てきそうな単語もNGとなります。文章を作る場合は慎重に行いましょう。
飾り罫線を使わない
よく記号を用いた、飾り罫線があります。
「▼△▼△▼△▼△▼△▼△」など、▼や〇などで作成された飾り罫線を使用すると、迷惑メールとして判断する可能性があります。
そのため、あまり使いすぎないことをおすすめします。
過剰な装飾はしない
文字の色やサイズ変更を過剰に行うと、迷惑メールと判断される恐れがあります。
文字の装飾も、あまり多く行わないようにしましょう。
不適切なURLは避けて適切なものを使う
セキュリティが低いサイトのURLや、短縮したURLを使うと、迷惑メールと判断される場合があります。
アフィリエイトリンクも同じで、掲載してしまうと不審なメールと思われるので、載せないほうがよいです。
適量な画像やファイルを添付する
メルマガにあまりに多くの画像を貼ったり、容量が大きすぎるファイルを添付すると、迷惑メールと判断される恐れがあります。
画像の場合はメールの全体の30%くらいにおさえ、添付ファイルはできるだけ添付しないことをおすすめします。
購読解除がいつでもできるようにする
受信者が購読したメルマガに必要性を感じなくなったときに、簡単に購読解除ができるようにしないといけません。購読解除ができるフォームのリンク、連絡先を記載するのは、配信側の義務となっています。
購読解除ができなかったり、手間がかかってしまうようであれば、受信者は迷惑メールとして報告する恐れがありますので、必ず記載しておきましょう。
必要のない情報発信はしない
受信者が必要としない回数のメール配信、必要としない情報を送り続けると、未読のまま放置される可能性があります。
読みたくなるような内容で適度な回数のメルマガ配信を行わないと、いつか迷惑メールと判断されてしまうので注意しましょう。
ヘッダFromのなりすましはダメ
ヘッダFromを他社のドメインで設定するのは、なりすましメールとなってしまいます。
メールプロバイダのブラックリストに入ってしまいそれ以降の配信が届かなくなってしまう可能性もあるので、これは絶対にしてはいけません。
SPFとDKIMを設定する
メルマガが迷惑メールとして処理されないようにするために、認証技術のSPF( Sender Policy Framework )を設定することをおすすめします。
また、正当な配信者から送られてきたメルマガであることを証明するDKIM( Domain Keys Identified Mail )も設定しておいたほうがよいでしょう。
DNSサーバを正しく設定する
DNSサーバを正しく設定しないといけません。
Aレコード、MXレコード、PTRレコード、TXTレコードと、各々が正しく設定されていないと迷惑メール扱いになる場合があるので、間違いがないかチェックしましょう。
ブラックリスト入りしていないかをチェック
正当なメルマガ配信を行っていても、正しい運用をしていないと、自社のIPアドレスやドメインがブラックリスト(メールプロバイダ独自のリスト、NPOが管理するもの)に登録される可能性があります。
ブラックリストに登録される主な原因としては
- 一度に大規模なメールを配信している
- 無効になっているメールアドレスに何回も配信している
というものがあります。
ブラックリストに登録されてしまうと、到達率が下がってしまうので、正しい運用とリストに登録されていないかの確認をしましょう。
ガイドラインに違反しない
Gmailは迷惑メールへの判断基準が厳しいです。配信者は制定されたガイドラインに合わせたメルマガ配信をしないと違反となってしまい、迷惑メールと判断される可能性が高まります。
必ず、ガイドラインを確認して、対応すべきことはちゃんと実行しましょう。
メルマガ配信リストをメンテナンスする
入力ミスがあったり、使用されなくなったメールアドレスにメルマガを配信し続けていると、配信先のサーバに不正な動きをしていると判断され迷惑メール扱いになる場合があります。
メルマガの読者が増えるたびに、こまめに無効なメールアドレスがないかをチェックし、メンテナンスをおこないましょう。
大量の配信はアドレスの実績を積んでから行う
配信実績が低いアドレスからメルマガを配信していると、迷惑メール扱いになる場合があります。
実績が高いか低いかは、IPレピュテーションと呼ばれ、配信元のIPアドレスをもとに評価されます。
評価が低い段階で一斉配信すると悪質な業者と勘違いされる可能性があるため、いきなり大規模なメール配信をするのではなく、少しずつメール配信を実施して実績を積んでいくことが大事です。
IPレピュテーションの評価基準は以下のとおりです。
・IPアドレスがブラックリストに載っているか ・過去に迷惑メールなどを送っていないか ・メールのコンテンツやタイトルに迷惑メールやフィッシング詐欺で使われるような言葉が使われていないか ・メール受信者から”迷惑メール”申告されていないか |
配信速度・配信する規模に注意する
配信速度を高めに設定すると迷惑メール扱いになる恐れがあります。
一度に大量のメルマガ配信を高速で実行すると、メールプロバイダ側で一時的に受信拒否される可能性があるので、適度な速度でメルマガ配信をして、ブロックされないようにしましょう。
他社と似ているアドレスを使わない
昨今、なりすましメールとして、他社(実在する企業・団体など)と似たメールアドレスを作り、迷惑メールを送り付けてくる悪質な業者が増加傾向にあります。
メルマガを配信する場合、自社のメールアドレスと似たものがないかなどを、確認したうえで使用することをおすすめします。
あまりに他社と酷似している場合は、迷惑メール扱いになり受信者へ届かない恐れがあります。
サーバ内に潜伏する悪質な業者を排除
メルマガ配信をする際に使うメール配信サービスのサーバーが、共用サーバー(※)である場合も注意しなければいけません。
セキュリティ万全な共用サーバーであっても、その中に質の良くない業者が居ると、サーバーの評価が下がる恐れがあります。
評価が低下すると、いくら自身が問題のないメルマガを配信していても、受信する側で迷惑メール扱いになり、専用フォルダに移される可能性があります。
メール配信サービスは、悪質な業者を排除する対策をとっているものを選びましょう。
共用サーバとは?(※)
メール配信サービスは多数の配信サーバーを保有しており、大量のメールを分散させながら配信していますが、契約アカウント全体で共同利用しています。 こうした仕組みを共用サーバーといいます。
【配信者側必読】変更されたガイドラインを守る!
前述のとおりメーラーのガイドラインに対して違反があると迷惑メール扱いとなり、受信側へメルマガが届かなくなります。
特にGmailの判断基準は厳しく、1日5,000件以上のGmailアカウントへメールを送る配信者を対象としたガイドライン変更(2024年2月実施)を行っています。
迷惑メールである「なりすましメール」が増えて被害が広がっていることから、Gmailアカウントを使っているユーザーを守るためにも、ガイドラインが変更されています。
ただし、1日5,000件未満の配信者であっても、対応しなければいけない項目があるため、メルマガ配信を業務とする方は、基本的に行っておいた方が得策です。
主に対応が必要な項目は以下のとおりです。
- SPF、DKIM、DMARCの設定が必要
- 送信元のドメイン、IPアドレスに有効なDNSレコードがあるか
- Postmaster Tools内での迷惑メール率を0.3%未満におさめているか
- Internet Message Format標準に準じた形式を作成する
- ヘッダFromのなりすましは禁止
- ダイレクトメールの場合、送信元FromドメインはSPFかDKIMに一致させる必要がある
- 登録解除用のリンクを掲載する
このようにガイドラインは変更され随時、仕様が変わっていきますので、配信者はこまめに対応して、メルマガが迷惑メール扱いにならないようにしなければいけません。
Gmailにメールが届かない原因を即座に解消
当社が提供するメール配信サービスの「コンビーズメール」は、迷惑メール扱いを防ぐための認証技術であるSPFとDKIM、DMARCに対応しています。
2024年2月にGmailのガイドライン変更にともない、DKIMは作成者署名ができるようになっています。
そのほかでは、ワンクリック登録解除も用意しています。
スムーズに変更されたガイドラインに対応したい方は、ぜひコンビーズメールの導入をご検討ください。
まとめ
Gmailにメルマガが届かないときは、大抵の場合システム上の不具合か人的ミスが原因となっています。
配信者はより確実にメルマガが届くように、システムに問題がないか、フリーメールを提供する企業のガイドラインに違反していないかなど日々、こまかくチェックしましょう。
コンビーズメールはシンプルで続けやすいメルマガ!
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