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ブランディング

高度なブランディングテクニックをご紹介!

高度なブランディング戦略を学び、顧客の心を掴む強いブランドを構築しませんか?一貫性、顧客体験、最新トレンドを駆使したテクニックで、ブランド価値を高める方法を解説します。

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※ご注意

この記事ではブランディングの基本には触れていません。高度な内容が必要でない方はその他のブランディングに関する記事をご覧ください。

顧客の心を掴む、”強いブランド” を作っていますか?

ブランディング戦略は、企業の成長を左右する重要な要素です。

しかし、従来のブランディング戦略では、顧客の心を掴みきれず、ブランドイメージの向上や売上増加に繋がらないと感じている方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、一歩先を行く高度なブランディングテクニックをご紹介します。

これらのテクニックを理解し、実践することで、顧客の心に響く、より効果的なブランディング戦略を構築することができます。

最新のブランディングトレンドや成功事例も交えながら解説していきますので、ぜひ参考にして、自社のブランディング戦略を進化させましょう。

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ブランドを育成するための思考

ブランディングは、一朝一夕にできるものではありません。

時間をかけて、顧客との信頼関係を築き、ブランドイメージを育てていく必要があります。

ここでは、ブランドを育成するための重要な思考法を紹介します。

一貫性を保つ

ブランディングにおいて、一貫性を保つことは非常に重要です。

ブランド名、ロゴ、メッセージ、デザイン、サービスなど、あらゆる要素において一貫性を保つことで、顧客にブランドイメージを明確に伝えることができます。

一貫性のあるブランディングを続けることで、市場でのポジションが確立され、競合に真似されづらくなります

また、一貫性はブランドのシンボルとなることもあります。

例えば、Appleのリンゴマークや、Starbucksの女神のロゴは、ブランドを象徴するシンボルとして、世界中で認知されています。

このようなシンボルが確立されれば、ロゴだけでブランド認知されるようになり、クリエイティブも最小限で済むため、費用削減にも繋がります。

顧客との繋がりを強化する

ブランディングは、顧客との繋がりを強化するための活動でもあります。

顧客との長期的な関係を築くためには、顧客のニーズを理解し、顧客に満足してもらえる商品やサービスを提供し続ける必要があります。

顧客との繋がりを強化することで、

・長く「好き」でいてもらう

・長くリピートをしてもらう

・ブランドを信頼してもらう

といった効果が期待できます。

顧客との繋がりを強化するためには、様々な方法があります。

例えば、

・ソーシャルメディアを活用した情報発信

・イベントやキャンペーンの実施

・顧客の声を収集するアンケートの実施

・顧客対応の質向上

などを通して、顧客との接点を増やし、良好な関係を築くことが重要です。

ブランドを育成するためには、長期的な視点で戦略を立てる必要があります。

一貫性のあるブランディングと顧客との継続的な関係構築を通して、顧客から愛されるブランドを育てていきましょう。

顧客とのタッチポイントを増やす戦略

顧客とのタッチポイントを増やすことは、ブランディングにおいて非常に重要です。

タッチポイントとは、顧客が企業やブランドと接触する接点のことです。

顧客とのタッチポイントを増やすことで、顧客との接点を増やし、ブランド認知度を高め、顧客とのエンゲージメントを深めることができます。

顧客に経験をしてもらう

顧客に商品やサービスを体験してもらうことは、最もわかりやすいタッチポイントの一つです。

試供品やモデルルームなども、顧客に商品やサービスを体験してもらうことを目的としています。

Webサイト上では、お試し期間を設けて、実際に製品に触れてもらうのが主流です。

例えば、Netflixは、1ヶ月間の無料トライアルを提供することで、顧客にサービスを体験してもらい、その価値を理解してもらっています。

多数のメディアを活用する

Webサイト、SNS、ブログ、メルマガなど、様々なメディアを活用することで、顧客とのタッチポイントを増やすことができます。

それぞれのメディアの特徴を理解し、適切な方法で情報発信を行うことが重要です。

例えば、Webサイトでは、商品やサービスの詳細情報を掲載したり、企業理念やビジョンを発信したりすることができます。

SNSでは、顧客と双方向のコミュニケーションを図ったり、キャンペーン情報や最新情報を発信したりすることができます。

ブログでは、商品やサービスの使い方や活用方法、開発秘話などを紹介することができます。

メルマガでは、その高いデザイン性で顧客に合わせた情報を定期的に配信することができます。

4つのブランド環境

顧客とのタッチポイントを増やすためには、顧客がどのような場所でブランドと接触するかを考える必要があります。

ブランド環境は、大きく4つに分類することができます。

エンターテインメント空間: 映画館、テーマパーク、ゲームセンターなど

商業空間: ショッピングモール、百貨店、スーパーマーケットなど

都市空間: 街並み、公園、駅など

イベント空間: 展示会、セミナー、コンサートなど

ブランドに合わせて適切な空間にタッチポイントを置くことで、顧客との接点を増やし、ブランド認知度を高めることができます。

高度なブランディングテクニック

ブランディングには様々なテクニックが存在します。

ここでは、高度なブランディングテクニックをいくつか紹介します。

デ・ブランディング

デ・ブランディングとは、ブランド名をあえて隠すテクニックです。

顧客との距離を縮めたり先入観を無くす効果があります。

例えばミスタードーナツは、清掃用品のレンタルや清掃サービスをおこなう企業ダスキンが展開する飲食事業です。

ダスキンは元々根付いていた企業ブランドをあえて隠すことで、ミスドの顧客に従来のイメージとは異なった新しい印象を与えているのです。

またスターバックスやマクドナルドは、基本的に商品のパッケージにはロゴだけを描いています。(例外もあります。)

これもまた、デ・ブランディングの一種。このようにロゴだけでブランドを表現することで、シンプルで洗練された印象を顧客に与えています。

さらに近年、コカ・コーラは「Share a Coke」で、ラベルからロゴを取り外し、代わりにファンの名前を記載するというキャンペーンを実施しました。

この企画は大成功し、SNSなどで大いに盛り上がりました。

大胆にもロゴすらパッケージから取り外すという手法によって、顧客との繋がりを強化した事例だといえます。

ただしデ・ブランディングは、基本的にすでにファンを確立しているブランドでないと成立しないテクニックなので注意が必要です。

シャドー・ブランディング

シャドー・ブランディングとは、親ブランドが子ブランドを陰から支えるテクニックです。

前述のデ・ブランディングの一種となっており、例えばトヨタ自動車のレクサスは、トヨタの技術力や信頼性を背景に、高級車ブランドとしての地位を確立しています。

シャドー・ブランディングでは、子ブランドは親ブランドの恩恵を受けながら、自身のブランドイメージを構築することができます。

ただし、ブランドイメージの中に、親ブランドのイメージが混在してしまう可能性があるという点には注意が必要です。

ブランド・イマジネーション

ブランド・イマジネーションとは、ブランドの世界観を確立するテクニックです。

ブランド名を聞けば、すぐにその世界観がわかるようにイメージを顧客に植え付けます。

ブランド・イマジネーションには、ストーリー型ビジョン型があります。

ストーリー型

ストーリー型は、イチから世界観を構築し、顧客に伝える手法です。

例えば、ディズニーは、夢と魔法の世界観を、IKEAは、シンプルで快適な暮らしの世界観を、それぞれ構築し、顧客に伝えています。

ビジョン型

ビジョン型は、ブランドが世界をどう見ているのかを顧客に伝える手法です。

例えば、Googleは、「世界中の情報を整理する」というビジョンを掲げています。

政治の世界では、各政党がそれぞれ世界に対する異なるビジョンを掲げ、有権者にアピールしています。トランプ氏による「MAGA」(Make America Great Again)などもこの例となります。

コンセプト・ブランディング

コンセプト・ブランディングとは、ブランド自体ではなく、ブランドに関係する既存のものをブランディングするテクニックです。

①人が抱える問題自体をブランディングする

例えば、小林製薬の「ブルーレット」は、「さぼったリング」という言葉を浸透させることで、トイレの汚れに対する問題意識を高め、その解決策として自社製品を提案しています。

また、第一三共ヘルスケアは、シミの原因となる肝斑の認知度を上げることで、その解決策として自社製品を提案しています。

②認知の低いものに新しい概念をつける

例えば、モロゾフを発信源とした各種チョコレートメーカーは、「バレンタインデー=チョコレート」という概念を浸透させることで、チョコレートの販売促進に成功しました。

ブランド・パーソナリティ

ブランド・パーソナリティとは、ブランドに人格を与えるテクニックです。

ブランドに人格を与えることで、顧客はブランドをより身近に感じ、共感しやすくなります。

例えばスターバックスは「おしゃれで意識の高い大人の女性」、ハーレーダビッドソンは「男らしくて野性的で自由を重んじる」といったブランド・パーソナリティを持っています。

ブランド・パーソナリティを明確にすることで、ブランド認知ブランド評価を高めることができます。

パーソナル・ブランディング

パーソナル・ブランディングとは、企業やブランドに所属する個人をブランディングするテクニックです。

個人=ブランドというイメージを植え付けることで、その個人の影響力を高め、ブランドイメージ向上に繋げることができます。

例えば、Appleのスティーブ・ジョブズは、Appleの顔として、ブランドイメージの向上に大きく貢献しました。

これらの高度なブランディングテクニックを理解し、自社のブランド戦略に活用することで、より効果的にブランドを構築することができます。

まとめ

今回はブランディングを成功させるための思考法と、高度なブランディングテクニックを紹介しました。

ブランディングで重要なのは、一貫性を保ちながら、顧客との繋がりを強化することです。

紹介した高度なブランディングテクニックは、以下の通りです。

デ・ブランディング:ブランド名をあえて隠す

シャドー・ブランディング:親ブランドが子ブランドを陰から支える

ブランド・イマジネーション:ブランドの世界観を確立する

コンセプト・ブランディング:ブランドに関係する既存のものをブランディングする

ブランド・パーソナリティ:ブランドに人格を与える

パーソナル・ブランディング:企業・ブランドに所属する個人をブランディングする

これらのテクニックを参考に、自社のブランディング戦略を進化させ、顧客の心を掴むブランドを構築しましょう!

記事の内容チェック問題!

今回の記事の内容を4択問題にしてみました!

ぜひチャレンジして、理解を深めていただけたら幸いです!

問題1

ブランドイメージを育成するために最も重要な要素は何ですか?

(1) 短期間での大規模キャンペーンの実施
(2) 競合と似たブランディングを採用する
(3) ブランド名やロゴを頻繁に変更する
(4) 一貫性を保ちながら顧客との信頼関係を築く

問題2

「ブランド環境」に含まれないものはどれですか?

(1) 商業空間
(2) 都市空間
(3) イベント空間
(4) オンライン空間

問題3

デ・ブランディングの目的として正しいものはどれですか?

(1) ブランド名を目立たせるため
(2) 顧客との距離を縮めたり、先入観を無くすため
(3) ブランドロゴを多用することで認知を高めるため
(4) ブランドの価格帯を変更するため

問題4

シャドー・ブランディングの一例として適切なのはどれですか?

(1) トヨタ自動車がレクサスを高級車ブランドとして展開すること
(2) AppleがiPhoneを製造する際に独自の技術を利用すること
(3) スターバックスがコーヒー以外の商品を販売すること
(4) Googleが検索エンジンの利用を限定すること

問題5

ブランド・イマジネーションのストーリー型の例として適切なのはどれですか?

(1) Googleが「世界中の情報を整理する」というビジョンを掲げること(2) IKEAがシンプルで快適な暮らしの世界観を構築すること
(3) ミスタードーナツがダスキンという親会社ブランドを隠すこと
(4) コカ・コーラがロゴをパッケージから取り外すキャンペーンを行うこと

問題6

コンセプト・ブランディングの手法として正しいものはどれですか?

(1) 商品名を頻繁に変更することで新鮮さを出す
(2) ブランドロゴを削除して新しいパッケージを作る
(3) 顧客との接点を減らすための広告戦略を取る
(4) 問題意識を高めて自社製品を解決策として提案する

問題7

ブランド・パーソナリティの例として正しいものはどれですか?

(1) ハーレーダビッドソンが「男らしくて自由を重んじる」イメージを持つこと
(2) トヨタが高級車ブランドを完全に隠すこと
(3) Googleが「世界中の情報を制限する」ビジョンを掲げること
(4) IKEAが製品情報を非公開にすること

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    この記事を書いた人

    川上サトシ

    合同会社ぎあはーと 代表

    Webマーケター。
    ヴァイオリニストとして活動していた20代の頃、Webマーケティングの重要性を痛感。骨董品のEC管理や食べログの営業を経て、Webコンサル会社のマーケティング担当となる。引っ越し企業のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など数多くの実績を残して会社設立。専門はSEOと広告運用。
    ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動中。

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