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【宇宙一わかりやすい】メールマーケティングとは?その概要やメリット、導入事例についてわかりやすく徹底解説!

メールマーケティングは、商品やサービスの情報、企業情報などをメールで配信して売上や集客につなげる方法です。手軽に始められ、費用も少ないことからWebマーケティングの初心者にも始めやすい手段といえます。そこで今回はメールマーケティングの説明やメリットなどについて徹底解説します!

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 Webを活用してお店やサービスの宣伝をしよう!

そう思って調べてみると、案外いろいろな方法があることに気づくと思います。

そのなかでもメールマーケティングは低コストで直接お客さんに宣伝をおこなうことができるため、マーケティングの初心者にも始めやすい手段といえます。

とはいってもそれが自分のお店やサービスに合った方法なのか気になるところですよね!

そこで今回はメールマーケティングについてその種類やメリット、始め方などについて徹底解説させていただきます!ぜひこの記事を読んで、ご自身のビジネスにマッチするかどうかを確かめてみてください!

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メールマーケティングとは一言でいうと?

メールマーケティングとは、お客さんにメール配信をすることで自社の商品・サービスの販売につなげる方法です。

Webから店舗へ集客するO2Oマーケティングや、企業に向けたサービス(BtoB)などで重宝されることが多く、「送りたいときに」「送りたい内容を」「送りたい相手に」「送りたいデザインで」送れることが一番の強みとなっています。

メールマーケティングではあらかじめ用意したお客さんのメールアドレスのリスト(読者リスト)に対してさまざまなメールを配信し、アプローチをかけていきます。

意外と古い!メールマーケティングの歴史

メールマーケティングの歴史は意外にも古く、コンピュータ会社に勤めるGary Thuerk(ゲイリー・サーク)という人物が1978年に約400人の顧客に対して配信したメール広告が世界初だといわれています。

なんとそのときは日本円で13億円以上の売上があったとか。

その後、メール広告は非常に有効なマーケティング手段として、世界中で注目されるようになりました。

日本においては、1999年から2000年のITバブル期メルマガが大流行。さまざまな企業がこぞってメルマガ配信を開始しました。

携帯電話の爆発的な普及に合わせて装飾をあしらった「デコメール」のメルマガが登場するなど、形を変えつつ今でも強力なマーケティング手段として人気があります

メールマーケティングの種類は?

メールマーケティングの主な方法としては

・メルマガ
・セグメントメール
・リターゲティングメール
・ステップメール

の4種類があります。それでは各方法について詳しくみていきましょう。

電子メールの雑誌「メルマガ」

 メルマガとはメールマガジンの略で、読者に向けて読み物やカタログを配信する、まさに電子メールにおける「マガジン(雑誌)」です。

メルマガの目的

 自社の商品・サービスの宣伝だけではなくハウトゥ記事のようなお役立ち情報も配信できるため、非常に幅広い目的で活用することが可能です。

実店舗のあるお店の場合は新商品の情報メルマガ限定クーポンを配信することで即効性の高い集客が期待できます。(ちなみにオンラインから実店舗へ集客することをO2Oマーケティングといいます。)

またウェビナー(オンラインによるセミナー)の参加者を募集する手段として非常に相性がいいため、IT系企業やコンサル系企業にも重宝されています。

自治体によっては住民へのお知らせ災害時などの緊急用としてメルマガを活用しているところもあるそうです。

このようにメルマガはその自由度を活かして、さまざまな目的のために応用することが可能なのです。

一番の強みはファンを育成できること

 メルマガの一番の強みは、自社のファンを育成することができる点です。

ファンは、単なる「お客さん」とは異なります。企業やブランドに対する強い愛着や信頼を持ち、継続的な支持をしてくれる存在です。

定期的に新情報お得なキャンペーン商品情報を提供することで、お店やサービスに対して関心を持ち続けてもらうことが可能になります。

コミュニケーションツールとしての役割

メルマガは、読者に対して一方的な情報提供だけでなく、双方向のコミュニケーションを促すツールとしても機能します。

たとえばアンケートやフィードバックをメルマガに組み込むことで、読者の意見や要望を直接集めることができ、それを製品やサービスの改善に役立てることができます。

メルマガに直接返信ができる設定にすることで、よりコミュニケーションツールとしての要素を高めることも可能です。

このように読者の声に耳を傾ける姿勢がある企業は、ブランドへの愛着が高まりファンが増える傾向にあります。

ニーズに合う情報を届ける「セグメントメール」

 セグメントメールとはメルマガの一種で、ターゲティングした読者に対し、ニーズに見合う情報を配信する方法です。「メルマガのセグメント配信」と呼ぶことも多いです。

ターゲティング方法は企業によってさまざまです。その目的におうじて住所氏名年齢性別趣味・趣向、過去に購入した商品・サービスなどさまざまな条件をもとにおこないます。

ターゲティングした読者にマッチする情報を提供するため、一斉配信とは違って読者は興味関心をもちやすくなるので「こういうのであれば読んでみよう」「次回から読み続けてみてもいいかもしれない」と思ってもらいやすいです。

読者の属性によってメルマガを分けて配信できる

 セグメントメールではあらかじめ読者リストをその属性によって分けておくことで、それぞれに合ったメルマガを分けて配信します。

たとえばアパレルショップの場合。主婦と大学生では、そのニーズは異なりますよね。このふたつの客層に同じコンテンツを提供するよりも、属性に合った内容をそれぞれ配信したほうが購入率は高まるでしょう。

また誕生日月の人に対して限定のクーポンを配信することも効果的です。読者に自分に向けて配信した特別な内容だと思ってもらうことで、ファン化に繋がります。

お客さんの背中を押す「リターゲティングメール」

リターゲティングメールとは、お客さんが特定のアクションを起こしたときにメールを自動配信する手法です。

Webサイトを訪問したけれど商品・サービスの購入に至らなかった人やメルマガを見たけど購入はしなかった人に向けて、商品のお得情報などを配信します。

リターゲティングメールを配信することで、いちど検討してやめたお客さんにWebサイトへの再訪問や購入を促すことが可能になります。迷っているお客さんの背中を押すことができる、非常に有効なメールマーケティングの手段だといえます。

事前に設定したアクションに応じて自動配信

 メルマガやセグメントメールとは違い、リターゲティングメールは事前に設定したアクションに応じてメールを自動配信します。

たとえばツールによって「トップページから途中離脱した人にメールを配信する」と設定しておくと、そのとおりに自動で対象者への配信が始まります。

その場合は「ご訪問ありがとうございます!」と冒頭につけておくことで、お客さんは配信元を認識しやすくなるでしょう。

同様に商品・サービスのページから途中離脱した人や、カートに入れたまま放置してしまった人なども、リターゲティングメールによって購入を促すことができます。

また一度購入したことのあるお客さんに向けて、一定期間をあけてリターゲティングメールを送ることも多いです。

設定すれば自動で配信がおこなわれるので、担当者の負担は少なくなり、その分マーケティング業務全体の効率が向上するところもメリットです。

段階的に情報を提供できる「ステップメール」

ステップメールは、読者に伝えたい情報を段階的に自動配信する手法です。

この手法では、あらかじめ設定されたタイミングに応じて、特定のシナリオに基づいたメールが自動的に送信されます。

これにより、ユーザーは定期的に情報を受け取ることができ、企業側は効率的にメッセージを伝えることが可能です。

ステップメールの流れ

たとえば実店舗のアパレルショップにおいて、以下のような設定をしたとします。

①読者登録の直後、お礼のメールを配信
②5日後、商品・サービスの紹介メールを配信
③一週間後、特典とクーポンを配信

この場合、まず登録直後には「ご登録ありがとうございます」といったお礼のメールが送られます。これにより、お客さんはメールの登録がうまくいっていることきちんとメッセージを配信してくれるお店であることを知ります。

その5日後には自社の新商品の紹介メールが届きます。これにより、お店のことを忘れかけていたお客さんに思い出してもらえます。また、新商品に興味をもってもらうことができます。

さらに、登録から1週間後には特典や限定クーポンが配信されます。これにより、お客さんは2日前の配信で気になっていた商品を購入するチャンスだと思います。その日のうちに再びお店に来てくれるかもしれません。

このように、ステップメールは段階的に情報を提供することでお客さんに企業のことを思い出してもらい、興味喚起をし、購入してもらうまでを一貫しておこなうことが可能です。

「メール講座」などに最適!

特に、ステップメールは「メール講座」などの教育コンテンツの配信に適しています。

たとえばWebマーケティングの基礎を学ぶためのコースを提供する場合、ステップメールを使って内容を順番に配信することで、自動配信によるレッスンが可能になります。

これにより企業側はより少ないリソースで講座を幅広く届けられます

ステップメールの3つのメリット

 ステップメールには以下の3つのメリットがあります。

お客さんを育成できる

 ステップメールの最大の強みは、お客さんを段階的に育成できる点です。

通常のメール配信と異なり、ステップメールはあらかじめ設定されたシナリオに基づいて、特定のタイミングで自動的にメールが送信される仕組みです。

これにより、読者は一貫したメッセージを受け取ることができ、徐々に商品の価値やサービスのメリットを理解し、最終的には購買に至るまでの道筋を自然と歩むことができます。

柔軟にシナリオを変更できる

また、ステップメールはお客さんの行動に応じて柔軟にシナリオを変更することも可能です。

たとえば、特定のリンクをクリックしたり、特定の商品ページを訪れたお客さんには、その興味に合わせた追加情報を記載したメールを送ることで、よりパーソナライズされた体験を提供することができます。

セグメントメールとも似ていますね。これによりお客さんは「自分に合った情報が提供されている」と感じ、ブランドへの親近感や信頼感が高まります

自動配信による効率化

さらに、ステップメールのもう一つの大きなメリットは、自動配信による効率化です。

セグメントメールと同様に、設定をすれば後はシステムが自動的にメールを送信してくれるため、手間をかけずに多数のお客さんに対して段階的な育成をすることができます。

メールマーケティングのメリット

メールマーケティングには以下のようなメリットがあります。

・自社の商品やサービスを直接紹介できる。
・自由度が高い。
・手軽で効果も計測しやすい。
・広告費が削減できる。
・お客さんをファン化できる。
・コミュニケーションができる。

それぞれについて詳しくみていきましょう。

自社の商品・サービスを直接紹介できる!

メールマーケティングの最大のメリットは、自社の商品やサービスを直接お客さんに紹介できる点です。

メルマガを通じて最新の製品情報やキャンペーン、特典などを直接届けることで、購買意欲を喚起することができます。

また、お客さんの購買履歴や興味関心に基づいてパーソナライズされたメッセージを送ることで、さらに効果的なアプローチが可能となります。

自由度が高い!

メールマーケティングは、その自由度の高さも大きな魅力です。

htmlメールによってデザインを自在に作れるだけではなく、内容、配信のタイミングや頻度も自社で自由に決めることができます

また、テキストや画像、リンク、動画などさまざまなコンテンツを組み合わせて、効果的にメッセージを伝えることができます。

この柔軟性により、企業はブランドイメージに合ったメール配信が可能となり、読者に対して効果的なマーケティング施策を実施することができます。

手軽に始められて、効果も計測しやすい!

 メールマーケティングは手軽に始められるだけでなく、効果も見やすいのが特徴です。

必要なのは読者となるメールアドレスのリストと配信ツールだけ。規模にもよりますが、配信ツールの相場は月額1~2万円程度となっており、初期投資も少なく済みます

また、配信後は開封率やクリック率、コンバージョン率などのデータを簡単に取得できるため、キャンペーンの効果をリアルタイムで確認しながら、改善策を講じることが可能です。

このように、低コストでありながら高い費用対効果が期待できるのが、メールマーケティングの強みです。

広告費が削減できる!

メールマーケティングを活用することで、広告費の大幅な削減が期待できます。

たとえば雑誌広告などは1回につき30万円以上、フリーペーパーの場合は数万円〜10万円ほどが相場となっています。それに対して、メール配信であれば高くても月額2万円ほどで配信がし放題です。

またメールマーケティングでは既存の読者リストを活用することからも成約の角度は高く、費用対効果も期待できます。

さらに、前述の効果が見えやすい点は広告としても有利です。キャンペーンの成果をデータで分析しながら改善を繰り返すことで、より効率的なマーケティングが可能となり、総合的な広告費の削減につながります。

参考:https://www.cuenote.jp/library/marketing/mail_price.html

お客さんをファン化できる!

メールマーケティングは、お客さんを自社のファンに育成できる強力なツールです。

定期的に役立つ情報や限定オファーを提供することで、お客さんとの関係を深め、ブランドへの信頼感や愛着を高めることができます。

またセグメントメールやステップメールを送ることで、お客さん一人ひとりに寄り添った内容の配信が可能です。こうした取り組みを通じて、単なる購入者ではなく、自社を応援し続けてくれるファンを増やしていくことができます。

コミュニケーションができる!

メールマーケティングは、お客さんとの双方向のコミュニケーションを可能にします。

メルマガを送るだけでなく、お客さんからの返信やフィードバックを受け取ることで、彼らのニーズや意見リアルタイムで把握できます。

こうしたコミュニケーションを重ねることで、お客さんとの信頼関係を築き、より効果的なマーケティング活動が実現できるのがメールマーケティングの強みです。

メールマーケティングのデメリット

メールマーケティングには以下のデメリットも存在します。

・必ずメールが読まれるとは限らない。
・作成や設定に工数がかかる。
・法律を守らないといけない。
・迷惑メール扱いになる場合がある。

それぞれの詳細と解決方法についてご説明します。

必ずメールが読まれるとは限らない

メールマーケティングを行ったからといって、送ったメールを必ず読者が開封して読むとは限りません。

お客さんのメーラー(OutlookやGmailなど)には多くのメールが届くため、タイトルを確認したうえで、自身にとって必要だと思ったメールだけを読む傾向があるからです。

この状態を防ぐためには、タイトルを工夫して、できるだけ興味を引く内容にする必要があります。

作成・設定などに工数がかかる

前述のとおりメールマーケティングを行うのに費用はあまりかかりませんが、メール内容の作成や、メール配信システムの設定などに作業工数がかかってしまいます。

メール内容の場合、作成だけでなく、内容が読者にとって価値のあるものでないといけないため、魅力を感じる情報を提供し続ける必要があります。

また、メール配信システムの設定に関しては、送りたい読者のグループ、配信日時、配信方法などを間違えないように十分注意しなければいけません。

法律を守らないといけない

メールマーケティングを行うと、広告宣伝を目的としたメールを読者に送ることになるため「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(通称:特定電子メール法)」「個人情報保護法」など、いくつかの法律を遵守しないといけません。

とはいえメルマガで宣伝を行うことを明示したり、配信停止できるボタンをメルマガ内に設置するなど、読者にとって親切な設計をこころがけていれば、基本的にこの法律に触れることはないでしょう。

特定電子メール法についてはこちら(https://laws.e-gov.go.jp/law/414AC0100000026 )、個人情報保護法についてはこちら(https://laws.e-gov.go.jp/law/415AC0000000057 )をご参照ください!

迷惑メール扱いになる場合がある

読者が使っているパソコンやスマートフォン、タブレット端末内にあるメーラーや、Webブラウザ上で使用できるフリーメールなどのセキュリティ対策の設定によっては、メールの件名や内容、配信頻度などにより、迷惑メール扱いとなってしまうことがあります。

これを防ぐためにはSPFを設定したり、「誰でも儲かる」のようなスパムメールにありがちの煽り文句を避けることが有効です。

メールマーケティングのやり方

メールマーケティングのやり方のポイントとしては、

・目標を明確に設定すること
・ターゲットを具体的にイメージすること
・読者リストを集めること
・配信結果を確認すること

があげられます。それぞれについて詳しくみていきましょう。

目標を明確に設定する

メールマーケティングを成功させるためには、最初に明確な目標を設定することが不可欠です。

目標が不明確なままでは、効果を測定する基準も定められず、戦略も曖昧になってしまいます。たとえば「商品を〇〇件販売する」「メールの開封率を〇〇%にする」など、具体的な数値目標を立てましょう。

このように明確な目標を持つことで、より具体的なメールの内容や配信タイミング、ターゲティング戦略を考えることができるようになります。

ターゲットを具体的にイメージする

ターゲットをより具体的にイメージすることで、メールの内容やデザインを適切に調整できます。

ターゲットの年齢、性別、収入、興味関心、購買行動などを詳細に分析し、そのうえで詳細に1人の人物像を作り上げることが必要です。

ちなみに、この人物像のことをペルソナといいます。

その想像上の人物に対して、どのような情報をメールとして届けるべきかを考えることで、作成すべき内容が自然と浮かびやすくなります。

こうすることで、ターゲットに合ったパーソナライズされたメッセージを送ることができ、開封率やクリック率の向上、最終的なコンバージョン率のアップにつながります。

読者リストをあつめる

メールマーケティングの効果を最大化するためには、質の高い読者リストの作成が必要です。

読者リスト集めに効果的な方法はいくつかありますが、代表的なものをあげると

・登録フォームの設置
・ブログで登録の宣伝を行う
・SNSで登録を呼びかけていることを拡散する
・名刺交換した相手に登録を催促する
・セミナーや展示会などで集客を行う
・レジ接客中に登録の案内する
・紙媒体などにQRコードを印字して集客する

となります。このように、Web媒体だけでなくオフラインも活用してリストを集めることがポイントです。

集めた読者はそれぞれの属性に合わせたグループ分けを行い、よりパーソナライズしたメール配信を目指しましょう。

配信結果を確認する

メールマーケティングの効果を最大化するためには、配信後の効果測定が欠かせません。

メール配信システムには、実際に送ったメールが効果的だったかを数値化できる、効果測定という機能が備わっています。

あらゆる効果測定が存在しますが、基本的なものとしては開封率クリック率があります。

〇開封率

開封率とは、実際に送ったメールがどのくらい開封されたかを数値化したものです。

計算方法は「メール開封数÷有効配信数(不配を除いた実配信数)×100=開封率(%)」となります。

開封率でわかることは、ターゲットが適正だったかや、メールの内容の魅力具合、届けた日時が適切だったか、がわかります。

〇クリック率

クリック率とは、有効配信となったメールのうち、本文にあるリンクが何回クリックされたかを数値化したものです。

計算方法は「クリック数÷有効配信数×100=クリック率(%)」となります。

クリック率でわかることは、届けたメールそのものが効果的だったか、がわかります。

効果測定によって結果を知ることで、配信内容のブラッシュアップをおこなうことができます。

LINEとの役割の違いは?

LINEも顧客とのコミュニケーションを高めるために必要なツールとされています。

メールと似たような性質をもつLINEですが、それぞれ出来ることや役割が異なるためどちらかを使用するのではなく用途によって使い分けるべきツールとなります。

ここではLINEの特徴や出来ること、メリットとデメリットについて触れたうえで、メール配信との違いについて解説していきます。

LINEとは?

LINEとは、無料で使うことができるメッセージアプリです。

1対1でテキストメッセージを活用して、リアルタイムでコミュニケーションをとることができたり、写真や動画などを共有しあうこともできます。

また、無料で音声通話やビデオ通話のほか、グループ通話もできます。

LINEマーケティングとは?

LINEではメッセージを活用して自社に関する情報の周知集客や販売促進ができるだけでなく、コミュニケーションを取ることができるため登録者との関係性を深めることができます。

LINE公式アカウントを利用することで、LINEマーケティングを実施できます。

LINEでマーケティングをするための主な機能はこちらです。

〇メッセージ配信

登録者に直接メッセージの配信ができる機能で、テキストメッセージだけでなく、画像とテキストを合わせて情報提供できるリッチメッセージ、複数の画像を表示して情報を届けるカードタイプメッセージなどがあります。

〇LINEチャット

トーク機能を介して、登録者とコミュニケーションを取ることができるもので、問い合わせや予約受付などに使用できます。

〇ショップカード

紙媒体やカードタイプで提供しているポイントカードを、LINE内で発行し管理できる機能です。

〇クーポン

店舗で使用できるクーポンなどを登録者に配信できる機能です。

〇リッチメニュー

トーク画面の下部に表示されるメニュー機能で、ショップカード、クーポン、外部サイトのリンクなどを提示することができます。

〇プロフィール

LINE公式アカウントに、プロフィール情報を掲載できるページです。

〇ステップ配信

設定しておいた条件とマッチするお客さんに対して、メッセージを自動配信することができる機能です。

〇オーディエンス配信

詳細なターゲティングを行い、メッセージを配信する機能です。

〇LINEコール

通話ができる機能となっており、無料音声通話やビデオ通話、URLやQRコードからの発信、リアル店舗の電話の転送が可能となっています。

〇リサーチ

投稿形式やアンケート形式で、登録者の意見などを収集することができるページを作成できる機能となっています。

〇LINE VOOM

ショート動画、文章や画像を投稿できるもので、LINE公式の登録者以外にも閲覧が可能となっています。これにより、さまざまなユーザーからのいいねやコメントなどを得ることができます。

〇メンバーシップ

LINE公式アカウントに登録した側の活動内容に応じた、サブスクリプションサービスを作ることができる機能です。

LINEマーケティングのメリットとデメリット

〇メリット

LINEはプライベートな連絡手段として活用している人が多いため、企業やサービスとの精神的な距離感を縮めることが可能です。

プッシュ通知で知らせるため登録者が気づきやすい仕様となっているので、開封率が高い傾向にあるとされています。

またチャット形式でリアルタイムな対話が可能なため、コミュニケーションを取るのが、とてもスムーズです。

〇デメリット

一方で、注目してほしい箇所を太字にしたり、タイトルを大きくする、文中に画像を入れる、などの視覚的な工夫が一切できません。(絵文字の挿入は可能です。)

またLINEはプライベートな活用が多いため、BtoB向けのプロモーションとしてはメール配信の方が合っているとされています。

使い分けることで効率的な効果を

LINEはリアルタイムでのコミュニケーションに優れており、メール配信は詳細な情報を視覚的に提供することに優れています。

こうした効果の違いから一例として、一般的にBtoCへのアプローチに優れているのがLINEBtoBへのアプローチに優れているのはメール配信ともいわれています。

ただ、これだけで使い分けることが正解とは限りません。

どちらか片方だけを活用するよりも、LINEでは意見募集、メルマガでは情報提供といったように、両方の手段を目的ごとにうまく使い分けることでファンの獲得が効率的になるでしょう。

メールマーケティングの導入事例

当社が提供するメール配信システム・コンビーズメールの過去の導入事例をご紹介します。

実際に企業がメールマーケティングをどのように活用しているのか、みていきましょう。

※敬称略

イベント告知や販売促進に利用「有限会社ひよこカンパニー」

有限会社ひよこカンパニーでは、卵を使用したスイーツの販売・ココガーデンの運営、卵やスイーツの通信販売などを行っています。

イベント告知や販売促進を目的にメールの配信をおこなっており、主にモバイル向けのメルマガに注力しています。

販売強化のために導入「お好み焼き店」

お好み焼き店の店長もメルマガを活用しています。

導入のきっかけはコンサルタントからの提案で、もともとはビラ配りによって集客していたそうです。より効率的な販売促進のため、メルマガを選びました。

低コストの宣伝を実現「株式会社ヨシキスポーツ」

株式会社ヨシキスポーツでは、スポーツ用品やアウトドアの専門店を行っており、千葉県にリアル店舗とネットショップがあります。

元々、決算セールなどのイベントの際にハガキでDMを送り宣伝していましたが、さらに広報活動を広げるために、低コストで行えるメルマガを開始しました。

お客さんへのフォローに活用「教材販売」

メールマーケティングは法人だけでなく、個人事業主の間でも利用されています。

英語教材をメインに販売されているHさんは、主に教材を購入したお客さんへのフォローや、セミナーなどで名刺交換をした方への挨拶文を送るためにメルマガを利用しています。

お役立ち情報の配信「株式会社ハンコヤドットコム」

株式会社ハンコヤドットコムは、印鑑、実印、はんこを販売している企業です。

販売する印鑑やはんこのことをもっと知ってほしいという思いからメルマガをはじめました。

そして、実印の手続きの方法や会社設立時に必要な印鑑の種類などのお役立ち情報をメルマガで配信しています。

メールマーケティングを無理なく続けるコツ

メールマーケティングが果たして「自分に続けられるのかどうか」という点が気になるところだと思います。

ここではそのための具体的なコツをいくつかご紹介いたします。

運用する体制を整える

メールマーケティングを行う場合、いきなり大きい規模ではじめるのではなく、小規模からスタートすることをおすすめします。

一定期間は月1回のメール配信にとどめるなど、出来る範囲から始めることで運用しやすくなり、続けることが可能になります。

また、ある程度人員を導入できるのであれば、本文の作成や校閲をする者、デザインを担当する者、効果測定を行う者といった感じで、役割分担を決めて進めることも無理のない運用となります。

配信スケジュールを決めておく

本文の作成からメール配信までのスケジュールを決めて、そのリズムを崩さないように行えば、円滑に行うことができます。

また夏休みやハロウィン、クリスマスなど季節のイベントや自社のセールに合わせて、1年間のメールマーケティングのスケジュールを立てておくことで、作業を進めやすくなります。

本文をストックする・テンプレを作る・再利用する

毎回メール配信する本文を新規で作成するのは大変な作業となります。また、その時の状況やモチベーションによって内容の質が変わってしまう可能性もあります。

作業時間に余裕があるときに本文を複数作成してストックすることで、そのようなリスクを避けることができます。

定期的に同じ内容をメール配信したい場合は、テンプレートとして作成、保存しておくことで、イチから作るという作業を省略することができます。

また反響のいい内容は、一部をリライトして改めて使うようにすると、本文を作成する作業の負担を軽減することができます。

自動配信機能を活用する

メール配信サービスにアクションに応じた自動配信機能がある場合は、積極的に使いましょう。この機能でステップメールを送ることが可能です。

たとえばお客さんがメールアドレスの登録をおこなえばウェルカムメールが届く、商品・サービスを購入すればお礼メールが届く、といった設定をすることができます。

自動配信を活用することで、そのつど本文を作成してメール配信するという作業を省くことができます。

まとめ

今回は、メールマーケティングの概要やそのメリット、効果的なやり方、導入事例について詳しく解説させていただきました!

メールマーケティングは、低コストで始められ、効果が見えやすいマーケティング手法です。

自社の商品やサービスを直接紹介できる自由度の高い方法であり、ターゲットに応じたパーソナライズされたメッセージを送ることで、開封率やコンバージョン率の向上が期待できます。

また、お客さんとのコミュニケーションを深め、ファンを育成するための強力なツールでもあります。

効果的なメールマーケティングを実践するためには、目標を明確に設定し、ターゲットを具体的にイメージし、読者リストを集め、配信結果を定期的に確認・改善することが重要です。

メールマーケティングを始めることでお客さんとの関係を深め、売上のアップを目指しましょう!

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この記事を書いた人

川上サトシ

合同会社ぎあはーと 代表

Webマーケター。
ヴァイオリニストとして活動していた20代の頃、Webマーケティングの重要性を痛感。骨董品のEC管理や食べログの営業を経て、Webコンサル会社のマーケティング担当となる。引っ越し企業のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など数多くの実績を残して会社設立。専門はSEOと広告運用。
ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動中。

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