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メールマーケティング

リターゲティングメールについて学ぼう!

リターゲティングメールとは?その基礎知識から配信する目的、注目ポイントまでを実際のメールを例に挙げながら、分かりやすく解説!ウェブサイト閲覧履歴やカート落ちなど、顧客の行動に基づいたパーソナルなメールで、コンバージョン率を向上させ、顧客との長期的な関係構築を実現しましょう。

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近年、ECサイトを中心に多くの企業で導入が進んでいる「リターゲティングメール」

「名前は聞いたことがあるけど、詳しくは知らない…

「なんとなく効果がありそうだけど、どう活用すればいいの?

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

リターゲティングメールは、顧客の過去の行動履歴に基づき、最適なタイミングでパーソナライズされたメールを自動送信する、非常に効果的なマーケティング手法です。

そこで今回は、リターゲティングメールの基礎知識から、その目的注目ポイントまで、筆者が実際に受け取ったメールを例に挙げながら、分かりやすく解説していきます!

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リターゲティングメールって何?

リターゲティングメールとは、顧客の過去の行動に基づいて最適なタイミング自動的に送信されるメールマーケティングの手法です。

顧客がウェブサイトを訪問したり、特定の商品ページを閲覧したり、メールマガジンを開封したり、リンクをクリックするなどの行動は、商品やサービスへの関心を示唆します。

これらの行動を起点として、顧客の関心やニーズに合わせた情報を提供することが可能です。

これにより、見込み顧客の関心をさらに深め最終的な購入へと導くことを目的としたリターゲティングメールが有効になります。

リマーケティングメールトリガーメールとほぼ同義で扱われることもあります。

特定の顧客行動を「トリガー」として、あらかじめ用意しておいたメールを自動的に送信する仕組みは、ECサイトをはじめとする多くの企業で、顧客エンゲージメントの向上売上増加に貢献しています。

従来の属性情報(年齢、性別、居住地など)に基づいたターゲティングとは異なり、リターゲティングメールは、より顧客の興味や関心に直接訴求できるため、高い効果が期待されています。

リターゲティングメールの目的とポイント!

この章では、リターゲティングメールの目的と注目すべきポイントについて見ていきましょう!

以下の表も併せてご確認ください。

目的詳細期待される効果
コンバージョン率の向上関心を示した直後や購入検討段階で関連情報を提供し、購入意欲を高める。開封率、クリック率、売上・成果、問い合わせ数、購買率の向上
見込み顧客の育成関連情報や事例を提供し、徐々に興味を高め、購買へ繋げる。長期的な関係性構築、ウェブサイトへの再訪問、再購入の促進
休眠顧客の再活性化特別オファーや新商品情報を送り、再び関心を引きつけ、サイト再訪問や再購入を促す。顧客ロイヤルティの向上、ウェブサイトへの再訪問、再購入の促進
機会損失の防止カート落ちや商品ページ閲覧後の離脱に対し、リマインダーや商品の魅力を再度伝えることで購入を後押しします。カート落ちの回復、購入検討者の後押し
高い開封率とクリック率顧客の興味関心が高いタイミングで送信されるため。メールの開封率、クリック率の向上
ターゲットを絞った配信顧客の行動履歴に基づいた詳細なターゲティングが可能。よりパーソナライズされたコミュニケーション、無駄な配信の削減
費用対効果が高い自動化によるコスト削減、ターゲティングによる効率化人的コストの削減、無駄なコストの削減、効率的な運用

①コンバージョン率の向上

最も重要な目的の一つは、コンバージョン率の向上です。

顧客が商品やサービスに関心を示した直後や、購入を検討している段階で関連情報を提供することで、購入意欲を高め、最終的な購入に至らせる可能性が高まります。

具体的な行動を起こした顧客は、新規顧客よりも購買意欲が高い傾向にあるため、リターゲティングメールは効率的にコンバージョンを促進します。

ポイント!

既に商品やサービスに関心を示した可能性の高い顧客にアプローチするため、購入や問い合わせといった具体的な成果に繋がりやすい。

特に、カート落ち顧客や特定商品を複数回閲覧した顧客に効果的!

②高い開封率とクリック率が期待できる

顧客の行動に基づいて、興味や関心が高いタイミングで送信されるため、メールを開封し、内容を確認する可能性が高まります。

また、顧客が求めている情報や関連性の高いコンテンツが提供されることで、ウェブサイトへの誘導特定のアクションを促すクリック率の向上にも繋がります。

ポイント!

顧客の関心が高いタイミングでのメール送信のため、開封・クリックされやすい。

③費用対効果が高い 

メール配信システムを利用することで、設定した条件に基づいて自動的にメールが送信されるため、人的コストを抑えながら効果的なマーケティング活動を行うことができます。

また、関心のない顧客への配信を減らし、見込みの高い顧客に絞って配信することで、無駄なコストを削減し、効率的な運用が可能です。

ポイント!

自動配信による人的コスト削減、ターゲット選定による無駄なコストの削減ができる。

④見込み顧客の育成

リターゲティングメールは見込み顧客の育成にも有効です。

商品やサービスについて問い合わせがあったものの、すぐに購入に至らなかった顧客に対して、関連情報や事例を提供することで、徐々に興味を高め、購買へと繋げることができます。

顧客の購買プロセスに合わせて適切な情報を提供することで、長期的な関係性を構築し、売上増加に貢献します。

ポイント!

すぐに購入に至らなかった見込み顧客に、段階的に情報を提供することで購買意欲を高め、将来的な顧客へと育成できる。

⑤休眠顧客の再活性化

休眠顧客の再活性化も重要な目的の一つです。

長期間ウェブサイトへのアクセスや購入がない顧客に対して、特別なオファー新商品情報を送ることで、再び関心を引きつけ、サイトへの再訪問や再購入を促します。

これは、新規顧客を獲得するよりもコスト効率が良い場合が多く、既存顧客との関係性を維持する上でも重要です。

ポイント!

過去の顧客に再アプローチすることで、顧客ロイヤルティの向上に繋がる可能性がある。

⑥機会損失の防止

リターゲティングメールは機会損失の防止にも役立ちます。

例えば、商品をカートに入れたまま購入を完了しなかった顧客に対して、リマインダーメールを送ることで、購入を後押しし、売上機会を逃すことを防ぎます。

また、商品ページを閲覧したものの購入に至らなかった顧客に対しても、再度商品の魅力を伝えるメールを送ることで、検討段階にある顧客をコンバージョンに繋げます。

ポイント!

カート落ちや商品ページ閲覧後の離脱に対し、購入を後押しできる。

⑦ターゲットを絞った配信ができる

従来の属性情報に加えて、ウェブサイトのアクセス履歴、特定ページの閲覧、メールの開封やクリックといった具体的な行動に基づいて配信対象を絞り込むことができるため、よりパーソナライズされたコミュニケーションが実現します。

これは、広範囲に一斉送信するメールマガジンと比較して、無駄な配信を減らしより効果的なアプローチを可能にします。

ポイント!

詳細な行動ターゲティングにより、パーソナライズされたコミュニケーションが可能。

リターゲティングメールの具体的な例

最後に、リターゲティングメールの具体的な例を見ていきましょう!

筆者のメールBOXにもいくつか該当するものがありましたので、紹介させていただきます。

また、以下の表も参考にしてみてくださいね!

種類トリガーとなるユーザー行動メールの内容例
カゴ落ちメールカートに商品を追加して離脱カートに入れた商品のリマインダー、割引クーポン、送料無料オファー
閲覧履歴に基づくメール特定の商品ページを閲覧再度閲覧した商品の情報提供、関連商品の紹介、レビューの紹介
特定のページアクセスに基づくメール料金プラン、解約手続きページなどを閲覧期間限定割引、コンサルテーションの案内、継続利用の特典
休眠顧客向けメール一定期間サイトへのアクセスがない新商品情報、再入荷情報、期間限定ポイント付与
メルマガ開封・クリックに基づくメールメルマガを開封、特定リンクをクリック詳細情報、レビュー、購入者限定特典、関連コンテンツ
無料トライアルユーザー向けメール無料トライアルに申し込む有料版の機能紹介、アップグレード案内、特別オファー

①カゴ落ちメール

カゴ落ちメールは、オンラインショッピングにおいて非常に一般的な例です。

顧客が商品をカートに追加したものの、購入手続きを完了せずにサイトを離脱した場合、その商品を思い出させ、購入を促すメールが自動的に送信されます。

例えば、「カートに入れた商品がまだ残っています。購入手続きを完了しませんか?」といったリマインダーや、期間限定の割引クーポンなどを提示することで、購入を後押しします。

筆者にもカゴ落ちメールが届いたことがありますので、紹介させていただきます!

文字にリンクを貼り付けた上で記号で囲うことによって顧客がクリックしやすい工夫が施されており、内容が端的でわかりやすいですね。

②閲覧履歴に基づくメール

閲覧履歴に基づくメールも頻繁に用いられます。

ウェブサイト上で特定の商品ページを閲覧したものの、購入に至らなかった顧客に対して、その商品の情報を再度提供したり、関連商品を紹介したりするメールです。

例えば、「先日ご覧になった〇〇はいかがでしたか?今なら送料無料です。」といった内容で、顧客の関心を再び喚起します。

以下の画像は、実際に筆者のもとに届いたメルマガをスクショしたものです。

あるプランを検討したまま、ページを離れてしまった際に送られてきたこのメール。

スタイリッシュな画像とともに、プランの詳細ページに飛べるリンクが記載されており、顧客の興味を刺激する内容となっていますね!

③特定のページアクセスに基づくメール

特定のページアクセスに基づくメールは、より具体的な顧客の意図を捉えることができます。

例えば、料金プランのページを閲覧した顧客に対して、期間限定の割引オファーを送信したり、「お客様に最適なプランをご提案します。」といったコンサルテーションの案内を送ったりすることが考えられます。

また、解約手続きに関するページを閲覧した顧客に対して、サービスの継続利用を促す特別な提案を行う例もあります。

④休眠顧客向けメール

休眠顧客向けメールは、長期間ウェブサイトへのアクセスや購入がない顧客に対して、再び関与を促すために送信されます。

例えば、「お久しぶりです!〇〇がお得な価格で再入荷しました。」といった情報や、期間限定のポイント付与、あるいは新サービスの紹介などを通じて、顧客の再訪を促します

筆者に実際に届いた休眠顧客向けメールをご紹介します。

ログインでプレミアムチケットを進呈」の文字…魅力的ですね。

⑤メルマガ開封・クリックに基づくメール

メルマガ開封・クリックに基づくメールは、既存のメールマーケティング活動をさらに強化するものです。

例えば、特定の商品の紹介メールマガジンを開封した顧客に対して、その商品の詳細情報やレビュー、あるいは購入者限定の特典などを後日自動的に送信します。

また、メルマガ内の特定リンクをクリックした顧客に対して、関連する商品やコンテンツの情報を送ることで、より深いエンゲージメントを促します。

⑥無料トライアルユーザー向けメール

無料トライアルユーザー向けメールは、製品やサービスの無料トライアルを利用している顧客に対して、トライアル期間の終了間近に有料版への移行を促すために送信されます。

トライアル期間中に顧客が体験したメリットを再強調し、有料版の追加機能やサポート体制などを紹介することで、スムーズな移行を促します。

まとめ

リターゲティングメールは、顧客の過去の行動履歴に基づいて最適なタイミングで自動的に送信されるメールマーケティング手法です。

ウェブサイトの閲覧履歴、カート落ち、メルマガの開封など、様々な顧客行動をトリガーとして、パーソナライズされたメールを送信することで、顧客エンゲージメントの向上とコンバージョン率の最大化を目指します。

リターゲティングメールの主なメリット

コンバージョン率の向上:購買意欲の高い顧客に的確な情報を届け、購入を促進します。

高い開封率とクリック率:顧客の関心が高いタイミングでメールを送信するため、反応率が高まります。

費用対効果の高さ:自動化により人的コストを削減し、効率的な運用が可能です。

見込み顧客の育成:段階的な情報提供で顧客の購買意欲を高め、長期的な関係を築きます。

休眠顧客の再活性化:特典や新情報で再訪を促し、顧客ロイヤルティを向上させます。

機会損失の防止:カート落ち顧客などにリマインダーを送り、購入を後押しします。

ターゲットを絞った配信:詳細な行動ターゲティングにより、無駄な配信を減らし、効果的なアプローチを実現します。

リターゲティングメールの具体例

カゴ落ちメール

閲覧履歴に基づくメール

特定のページアクセスに基づくメール

休眠顧客向けメール

メルマガ開封・クリックに基づくメール

無料トライアルユーザー向けメール

これらの例からもわかるように、リターゲティングメールは様々な顧客行動に対応し、効果的なマーケティング戦略を展開するための強力なツールとなります。

リターゲティングメールを駆使して、顧客との絆を強化し、ビジネスを更なる成長へと導きましょう!

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    この記事のライター

    川上あおい

    3児の母。川上サトシを支えつつ学んだことを活かし始めたハリネズミ。24時間、車を運転したことがある。

    この記事の監修

    川上サトシ

    合同会社ぎあはーと 代表

    Webマーケター。
    ヴァイオリニストとして活動していた20代の頃、Webマーケティングの重要性を痛感。骨董品のEC管理や食べログの営業を経て、Webコンサル会社のマーケティング担当となる。引っ越し企業のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など数多くの実績を残して会社設立。専門はSEOと広告運用。
    ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動中。

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