ネットショップ「Citynet」にてデザイン家電やおしゃれな生活雑貨などを販売している、シティネット株式会社の小澤英則様にお話しを伺いました。 メルマガの形式による効果の違いや、メルマガの開封率などの貴重なお話をお聞かせいただけました!
テキストで書くよりも売れる方法!?
- このたびは取材にご協力いただき、ありがとうございます!
早速の質問ですが、ネットショップ「Citynet」での販売促進目的でメルマガをご活用いただいているとお聞きしました。
いつ頃からメールマガジンの配信を始められたのでしょうか。
また、どのようなきっかけでメールマガジンを配信されることになったのでしょうか? メルマガの配信は、2001年にコンビーズさんとお付き合いする前から始めています。
もうすぐメルマガ配信歴は10年になりますね。配信を始めたきっかけは、メールマガジンが流行りだしたからです。
当時は『Outlook Express』などのメールソフトを使ったメルマガ配信でした。
今から考えると結構危なっかしい方法で配信していましたね(笑)。メルマガの読者数が増えるにつれ、配信の度にパソコンに負荷がかかるようになったため、ASP導入を検討しました。
ASPはコンビーズさんで2社目です。
- 10年!とても長い間、メールマガジンの配信をしているのですね!
現在はどのような頻度で配信をしているのでしょうか?
また、執筆はどなたがされているのですか? - 5名のバイヤーが交代制で執筆し、週2回配信しています。
平日と週末の2回配信で、メルマガ会員様のライフスタイルに合わせて配信しているつもりです。 - テキスト形式だけでなくHTMLメルマガの配信も行っているんですね。
HTMLメルマガでは、ショップで扱われているカラフルでかわいい商品の画像がふんだんに使われていて、とても印象的で目を惹きました。
両方の形式で配信しているのはどうしてですか? -
担当者によってテキスト形式が得意なスタッフとHTML形式が得意なスタッフがいます。
また、商品カテゴリも幅広いので、テキストに向いた商品とHTMLに向いた商品があります。
テキストで、「カラフルでかわいい!」と書くよりも、カラフルでかわいい画像を見せた方が、商品が売れますね。メルマガ会員様にもテキスト派とHTML派の方がいます。
- 担当者の向き不向きや、商品内容などに応じてきめ細かい送り分けをしているのですね。
5名の担当者の個性も反映されていて、きっと読んでいる読者は、それぞれのメルマガのファンになっていくと思います!
メルマガ発行者様からは書くのに時間がかかる、というご意見も多いのですが、うまく執筆するコツや、執筆する上で気をつけている点などをお持ちでしたら、ぜひ教えてください! 私の場合は、メルマガを書くのに30分は時間をかけています。
ネット販売の商品ページでは伝えきれていない商品情報や裏話、商品を使った実体験などを書いていくうちにすらすらと出来上がります。
メルマガ配信による効果のほどは…?
- 毎回必ずクリックカウンターで効果を測られていますよね。
計測されたデータはどのようにご活用されているのですか? - 今月から会議でメルマガの開封率を報告する事にしました。
最近メルマガの開封率が低迷しているので、当面の目標は過去の最高水準2パーセントの回復です!
今後は5名のメルマガライターが開封率アップを意識して、より良いメルマガができると思います。 - メルマガ配信による効果のほどはいかがでしょうか?
おおよそですが、開封率は1パーセント、さらにそのなかでの購買率は1パーセントです。
例えば5万件のメルマガ会員様がいると、500人の方がメルマガを読んで、その中から5人の方に商品をご購入いただける状況です。東京ドームの収容人数が5万5千人ですが、満員のお客さんの中で5人しか商品を買ってくれないとちょっと寂しいですね。
サザンの30周年コンサートでコンサートグッズが飛ぶように売れているのを見て、そんなことを考えてしまいました(笑)。
開封率・購買率ともにもっと上げていきたいですね。
- 分かりやすい例えです(笑)。
開封率はやはり、メルマガの件名などで左右される部分もありますので、担当者の皆さんは腕の見せ所ですね。
5 名で競いながら切磋琢磨できるのは強みだと感じました。