ECサイトの売上、伸び悩んでいませんか?
集客、顧客満足度、競合との競争…。課題は山積みですよね。マーケティング担当者なら誰もが頭を抱えるはずです。
でも、もう大丈夫!
この記事ではECサイト売上アップのための具体的な方法を、上場アパレル企業の売上を1年間で3倍にアップした実績のあるプロが初心者にも分かりやすく解説します。
ポイントをバッチリおさえ、あなたのECサイトを成功に導くヒントを記します。売上アップを実現し、事業を成長させましょう!
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ECサイト売上アップの方程式を知ろう
まずは「ECサイトの売上」がどのような要素で構成されているのかを理解しておく必要があります。
シンプルな方程式で表してみましょう。
ECサイトの売上 = アクセス数(集客) × 購入率(CVR) × 客単価 |
アクセス数(集客):ECサイトに訪れるユーザーの数
購入率(CVR):ECサイトに訪れたユーザーのうち、実際に商品を購入した人の割合
客単価:1人のお客様が1回に購入する金額
この方程式からわかるように、ECサイトの売上を上げるためには、以下の3つの要素のいずれか、あるいはすべてを向上させる必要があります。
・アクセス数を増やす ・購入率を上げる ・客単価を上げる |
例えば、アクセス数を2倍に増やすことができれば、購入率と客単価が同じでも売上は2倍になります。
同様に、購入率を2倍に上げる、あるいは客単価を2倍に上げることも、売上を2倍にする効果があります。
もちろん、これらの要素をバランス良く向上させることが、最も効果的な売上アップの方法と言えるでしょう。
この方程式を理解しておくことで、現状における課題や、改善すべきポイントを明確にすることができます。
例えば、アクセス数が少ない場合は集客に力を入れる、購入率が低い場合はサイトの改善を行う、客単価が低い場合は高単価商品の販売促進を行う、といった具合です。
それではここから、
・アクセス数をアップさせる方法 ・購入率をアップさせる方法 ・客単価をアップさせる方法 |
についてそれぞれ詳しく徹底解説していきます!
アクセス数をアップさせる方法
ECサイトの売上アップには、まずサイトへのアクセス数を増やすことが重要です。
ここでは、様々な集客方法の中から、特に効果的な方法を5つ紹介します。
ECモールに出店する
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECモールに出店することは、集客力を高める上で非常に有効な手段です。
ECモールは、すでに多くのユーザーを抱えており、モール内検索やカテゴリ検索を通じて、自社商品をユーザーに発見してもらう機会を増やすことができます。
また、ECモールに出店することで、モールからの集客だけでなく、自社ECサイトへの流入も見込めます。
モールで購入したユーザーが、その後も継続的に商品を購入してくれるよう、メルマガ登録やポイント付与などの施策を展開し、自社ECサイトへ誘導していくことが重要です。
ECモールへの出店は、集客力の向上だけでなく、ブランド認知度の向上にも貢献します。
ただし、ECモールへの出店には、手数料や競合の多さといったデメリットも存在します。
そのため、自社の商品やターゲット層、そして経営状況などを考慮し、出店するモールを慎重に選択する必要があります。
メルマガでの集客
メルマガは、顧客との長期的な関係構築に役立つツールであり、リピーター獲得に効果的です。
ECサイトで商品を購入したタイミングで、メルマガ登録を促し、顧客との接点を増やしていくことが重要です。
メルマガを通じて、新商品情報やセール情報、クーポンなどを配信することで、顧客の再購入を促し、売上アップに繋げることができます。
また、顧客の誕生日月にバースデーメールを送ったり、購入履歴に基づいた商品をおすすめしたりするなど、パーソナライズされたメルマガを配信することで、顧客満足度を高めることも可能です。
Web広告での集客
Web広告は、即効性のある集客方法として、多くのECサイトで活用されています。
特に、Googleショッピング広告は、商品画像や価格を表示できるため、ユーザーの購買意欲を高めやすく、ECサイトへの集客に効果的です。
しかし、Web広告は費用対効果を常に意識する必要があります。
広告費用が高額になりすぎると、利益を得られなくなる可能性があるため、適切な予算設定と効果測定が重要です。
とくに商品単価が低い場合は広告費用が収益を上回ってしまう可能性もあるため、注意が必要です。
SNSでの集客
Instagram、Facebook、XなどのSNSは、情報発信によるブランディングや、ユーザーとのエンゲージメントを高める上で有効なツールです。
特に、Instagramは、写真や動画で商品の魅力を視覚的にアピールできるため、ECサイトとの相性が良く、多くの企業が活用しています。
SNSでの集客では、広告を活用する方法と、オーガニック投稿で集客する方法があります。
広告を活用する場合は、ターゲット層を絞り込み、効果的な広告配信を行うことが重要です。
オーガニック投稿で集客する場合は、スタッフブログのようなユーザーに近い目線で情報発信を行うことで、親近感や共感を生み出し、ファンを獲得していくことが重要です。
検索エンジンでの集客
SEOに強い記事を作成し、検索エンジンからの流入を増やすことも、重要な集客方法です。
特に、ECサイトと相性の良い記事としては、以下の2つのタイプが挙げられます。
トレンド系の記事: 最新のトレンド情報をまとめた記事。 例:「2024年最新版!人気の〇〇ランキング」 |
比較系の記事: 複数の商品を比較検討できる記事。 例:「〇〇と△△を徹底比較!あなたにぴったりの商品はどっち?」 |
これらの記事は、ユーザーの検索意図と合致しやすいため、検索エンジンで上位表示されやすく、多くのアクセスを集めることができます。
質の高いSEO記事を作成し、検索エンジンからの流入を増やすことで、売上アップに繋げることが可能になります。
購入率をアップさせる方法
ECサイトの売上アップには、アクセス数を増やすだけでなく、サイトに訪れたユーザーをいかに購入に導くか、つまり購入率を高めることも重要です。
ここでは、購入率をアップさせるための具体的な方法を解説します。
ターゲット層を明確にする
まずは、ECサイトのターゲット層を明確にしましょう。
ターゲット層の年齢、性別、職業、ライフスタイル、興味関心などを具体的に想定し、ペルソナ像を作成することで、より効果的なマーケティング戦略を立案することができます。
例えば、ターゲット層が30代女性で、仕事と子育てを両立している忙しい主婦層の場合、彼女たちは平日の昼間は家事や育児に追われ、ゆっくりとECサイトを閲覧する時間がないかもしれません。
しかし、夜や休日は、子供を寝かしつけた後などに、スマートフォンでECサイトを閲覧する時間があると考えられます。
このように、ターゲット層の行動を具体的にイメージすることで、メルマガ配信や広告配信などのタイミングを最適化し、購入率を高めることができます。
また、ターゲット層に合わせて、サイトのデザインやコンセプトを明確に決めることも重要です。
ターゲット層が好むデザインや、興味関心のあるコンテンツを提供することで、ユーザーのサイトへの滞在時間を延ばし、購入率向上に繋げることができます。
ユーザビリティの高いECサイト
ECサイトのユーザビリティを高めることは、購入率向上に大きく貢献します。
ユーザーがストレスなく商品を探し、購入できるよう、以下の点に注意しましょう。
分かりやすい商品写真
商品の魅力が伝わる高画質の写真を使用し、ズーム機能や複数枚の画像表示などを活用することで、ユーザーが商品を詳しく確認できるようにする。
分かりやすい商品タイトル・商品説明
商品の特徴やメリットが簡潔に伝わるように、分かりやすい文章で記述する。
操作しやすいボタンやリンク
ボタンの大きさやリンクの位置などを工夫し、ユーザーが迷わずに操作できるようにする。
整理されたトップページ
ロゴ、写真、メニューなどを効果的に配置し、ユーザーが迷わずに目的の情報にアクセスできるようにする。
見やすいバナー
キャンペーンページへの遷移やメルマガ登録などを促すバナーを、分かりやすく目立つように配置する。
分かりやすいサイト構造
カテゴリ分けやページ構成を工夫し、ユーザーが目的の商品をスムーズに見つけられるようにする。
シンプルな購入手続き
購入までのステップをできるだけ少なくし、ユーザーが迷わずに購入を完了できるようにする。
スマホで閲覧と購入がしやすい状態にする
近年では、スマートフォンからのアクセスが多くを占めるECサイトが多いと思います。
そのため、スマートフォンでの閲覧と購入を最適化することは、非常に重要です。
PCサイトのデザインをそのままスマートフォンに適用するのではなく、スマートフォン専用のレイアウトやデザインを採用し、画面サイズや操作方法に最適化することで、ユーザーの利便性を高め、購入率向上に繋げることができます。
滞在しやすいサイトデザイン
ユーザーがECサイトに長く滞在してくれるように、快適なサイトデザインを心がけましょう。
回遊しやすい構造
関連商品へのリンクやおすすめ商品の表示、バナーなどを効果的に配置することで、ユーザーがサイト内を回遊しやすくなるようにする。
見ていて疲れないデザイン
色使いやフォント、画像の配置などを工夫し、ユーザーが見やすく、長時間閲覧していても疲れないデザインにする。
Web接客ツールやカゴ落ち防止ツールの導入
Web接客ツールやカゴ落ち防止ツールを導入することで、ユーザーの離脱を防ぎ、購入率を高めることができます。
AIチャット
ユーザーからの質問に自動で回答するAIチャットを導入することで、顧客満足度を高め、購入を促進する。
ポップアップ
カゴ落ちが発生した際に、ポップアップでユーザーに通知し、購入を促す。
ステップメール
カゴ落ちしたユーザーに対して、ステップメールで商品情報を再送したり、クーポンを発行したりすることで、購入を促す。
決済方法を増やす
クレジットカードやスマホ決済だけでなく、銀行振込や代金引換など、複数の決済方法を用意することで、ユーザーの利便性を高め、購入率向上に繋げることができます。
ユーザーが希望する決済方法を選択できるようにすることで、購入を諦めてしまうユーザーを減らすことができます。
客単価をアップさせる方法
ECサイトの売上を上げるためには、アクセス数や購入率だけでなく、客単価を上げることも重要です。
客単価が上がれば、購入者一人ひとりから得られる収益が増えるため、効率的に売上を伸ばすことができます。
ここでは、客単価を上げるための具体的な方法を解説します。
セット販売をする
複数の商品をまとめて購入すると割引になるセット販売は、客単価を上げるための効果的な方法です。
シャンプーとコンディショナー、化粧水と乳液など、関連性の高い商品をセットにすることで、顧客はまとめて購入しやすくなります。
また季節限定のセットや、福袋のようなお得感のあるセット販売を行うことも、購買意欲を高める効果があります。
セット販売を効果的に行うためには、顧客のニーズを捉えた魅力的なセット商品を企画することが重要です。
例えば、顧客の購入履歴やアンケートなどを分析し、よく一緒に購入されている商品をセットにしたり、顧客の声を反映したセット商品を開発したりすることで、顧客満足度を高めながら客単価を上げることができます。
商品の質を上げる
商品の質を上げることは、顧客満足度を高め、リピーターを増やすだけでなく、客単価を上げる上でも重要な要素です。
高品質な商品は、価格が高くても購入される傾向があります。
顧客は、価格に見合った価値を感じれば、高額な商品でも購入する意思決定を行います。
そのため、商品の素材や製造方法、デザインなどを改善し、顧客に「高品質」と感じてもらえる商品を提供することで、客単価を上げることができます。
また顧客の声を収集し、商品開発に活かすことも重要です。
顧客が求める機能やデザイン、価格帯などを把握し、顧客のニーズに合致した商品を開発することで、顧客満足度を高め、客単価向上に繋げることができます。
ブランド価値を上げる
ブランド価値を高めることは、顧客ロイヤリティを高め、価格競争に巻き込まれずに、適正な価格で商品を販売できるようになるため、客単価を上げる上で非常に重要です。
ブランド価値を高めるためには、長期的な視点でブランディング活動に取り組む必要があります。
ブランドのコンセプトやストーリーを明確に伝え、顧客とより近い関係を築くことが重要です。
ブランディングの手段としては、以下のようなものが挙げられます。
メルマガ
企業理念やブランドストーリー、商品開発秘話などをメルマガで発信することで、顧客とのエンゲージメントを高める。
自社サイト
サイトのデザインやコンテンツを充実させることで、ブランドの世界観を表現し、顧客に魅力的なブランド体験を提供する。
ディスプレイ広告
高品質な画像や動画、キャッチコピーなどを用いたディスプレイ広告を配信することで、ブランドイメージを高める。
これらのブランディング活動を通して、顧客にブランドの価値を認識してもらうことで、価格に対する信頼感を得ることができ、客単価向上に繋がるでしょう。
ECサイトの分析で役立つ指標
ECサイトの売上を上げるためには、現状を把握し、改善すべきポイントを見つけることが重要です。
そのためには、様々な指標を用いてECサイトを分析する必要があります。
ここでは、ECサイトの分析に役立つ主要な指標を紹介します。
セッション数
セッション数とは、ユーザーがサイトに訪問した回数のことを指します。
例えば、ひとりのユーザーが朝と昼にサイトを訪れれば、セッション数は2回としてカウントされます。
セッション数は、サイトへの集客力を測る上で基本的な指標となります。
セッション数が多いほど、サイトに多くの訪問回数があることを示しており、サイトの流入経路の多さや注目度を測る指標になります。
ユニークユーザー数
ユニークユーザー数とは、一定期間内にサイトにアクセスしたユーザーの数を、重複を排除してカウントしたものです。
例えば、同じユーザーが1日に複数回サイトにアクセスした場合でも、ユニークユーザー数としては1人とカウントされます。
ユニークユーザー数は、サイトに訪れているユーザーの規模を把握する指標となります。
新規顧客の獲得状況や、リピーターの増加状況などを分析する際に役立ちます。
ページビュー(PV)
ページビュー(PV)とは、サイト内のページが閲覧された回数のことです。
サイト内部がどのくらいユーザーに興味を持たれているのか、を測る指標になります。
PVをページごとに見ることで、注力すべきコンテンツを洗い出すことが可能になります。
例えば、特定の商品ページのPV数が非常に多い場合は、その商品に対するユーザーの関心が高いことを示しており、広告やキャンペーンなどの施策を打つことで、売上増加に繋がる可能性があります。
ただしその場合はページの滞在時間も考慮しましょう。沢山見られているページだったとしても、平均滞在時間が数秒しかないのであれば、そのページは流入はしやすいもののあまり興味を持たれていないということになります。
滞在時間
滞在時間とは、ユーザーがページに滞在していた時間のことを指します。
滞在時間が長いほど、ユーザーがサイトに興味を持ち、じっくりと商品を検討していると考えられます。
滞在時間を延ばすためには、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供したり、快適なサイトデザインを採用するなど、ユーザーがサイトに滞在したくなるような工夫が必要です。
購入率(CVR)
購入率(CVR)とは、ECサイトに訪れたユーザーのうち、実際に商品を購入した人の割合のことです。
CVRはサイトの購入までの導線や、商品の魅力度、価格設定などが適切かどうかを判断する指標となります。
CVRが低い場合は、サイトのユーザビリティ改善や、商品ページの見直し、価格調整など、様々な改善策を検討する必要があります。
LTV
LTV(Life Time Value)とは、顧客生涯価値のことで、1人の顧客が生涯にわたってもたらす利益の合計を指します。
LTVを高めることは、長期的な売上増加に繋がり、安定的な事業成長を促します。
LTVを高めるためには、顧客満足度を高め、リピーターを増やすことが重要です。
回遊率
回遊率とは、ユーザーひとりあたりがサイト内で見たページの数のことです。
回遊率が高いほど、ユーザーがサイトに興味を持ち、様々な商品を閲覧していることを示しています。
回遊率を高めるためには、関連商品へのリンクやおすすめ商品の表示、バナーなどを効果的に配置し、ユーザーがサイト内を回遊しやすくなるように工夫する必要があります。
まとめ
今回はECサイトの売上を伸ばすための具体的な方法を、 アクセス数アップ、購入率アップ、客単価アップの3つの視点から解説しました。
アクセス数アップ には、
・ECモールへの出店 ・メルマガ配信 ・Web広告の活用 ・SNSでの情報発信 ・SEOに強い記事作成 |
などが有効です。
購入率アップ には、
・ターゲット層の明確化 ・ユーザビリティの高いサイト構築 ・スマホ対応 ・滞在しやすいサイトデザイン ・Web接客ツール導入 ・決済方法の多様化 |
などが重要となります。
客単価アップ には、
・セット販売 ・商品の質向上 ・ブランド価値向上 |
といった戦略が有効です。
さらに、ECサイトの現状を把握し改善ポイントを見つけるためには、
・セッション数 ・ユニークユーザー数 ・ページビュー(PV) ・滞在時間 ・購入率(CVR) ・LTV ・回遊率 |
といった指標を用いた分析が不可欠です。
これらの施策と分析を効果的に活用することで、ECサイトの売上アップを実現し、事業を成長させることができます。
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