こんなことに日々、頭を悩ませていませんか?
メルマガからのWebサイト流入数がなかなか上がらない… 上司から「もっと効果的なメルマガを!」とプレッシャーをかけられている… |
今回はそんなお悩みを解決するべく、メルマガのクリック率を改善するための具体的な方法についてわかりやすく徹底解説します!
ページコンテンツ
クリック率の平均値はどのくらい?
メルマガにおけるクリック率とは
メルマガのクリック率とは、メルマガを受け取った読者のうち、何人がメール内のリンクをクリックしたのかを表した指標です。
計算式としては、
「本文内のURLがクリックされた数 ÷ 配信に成功したメールの数 × 100」 |
となります。
クリック率は、メルマガの効果を測る上で非常に重要な指標です。
クリック率が高いほど、メルマガの内容が読者の興味関心を引いている証拠であり、Webサイトへの訪問や商品購入などのアクションへと繋がるからです。
業種別の平均値
メルマガのクリック率は、業界や業種によって大きく異なります。
2024年7月時点のデータによると、BtoB業界におけるメルマガの平均クリック率は1.99%、BtoC業界では1.76%となっていました。
ただし、これらの数値はあくまで平均値であり、業種やターゲット層、メルマガの内容などによって大きく異なります。
重要なのは、自社のメルマガのクリック率を定期的に計測し、過去のデータと比較したり、業界平均と比較したりすることで、改善の余地があるかどうかを判断することです。
メルマガのクリック率低迷の原因を探る!
クリック率低迷のよくある4つの原因
クリック率が上がらない原因はおおむね以下の4つです
・魅力に欠ける件名 ・読者の心を動かせない本文 ・タイミングの悪さ ・ターゲット設定のミス |
それぞれについて詳しくみてみましょう。
魅力に欠ける件名
メールボックスを開いた瞬間に目に飛び込んでくるのが件名です。
これが読者の心を掴めなければ、せっかくのメルマガも開封されずにゴミ箱行き…なんてことも。ありきたりな言葉や、長すぎる件名は避けて、読者の興味を引くような工夫を凝らしましょう。
たとえば「期間限定セール!」のようなありきたりな件名よりも、「あと3日で終了!最大50%OFFの夏物セール」のように、具体的に数字を交えた情報を加えることで、読者のクリック意欲を高めることができます。
読者の心を動かせない本文
開封してもらえても、肝心の本文が読者のニーズに合っていなかったり、読みづらかったりすると、クリックには繋がりません。
情報過多で何が言いたいのか分からないメルマガや、魅力的な画像やリンクがないメルマガは、読者の離脱を招いてしまいます。
読者のイメージ像を明確化し、彼らが本当に求めている情報を、分かりやすく、そして魅力的に伝えましょう。
タイミングの悪さ
読者の生活リズムや行動パターンを考慮せずにメルマガを配信しても、読んでもらえる可能性は低くなります。
たとえば忙しい平日の朝に長文のメルマガを送っても、読者は読む時間がないかもしれません。
読者がメルマガを開封しやすい時間帯を分析し、最適なタイミングで配信しましょう。
ターゲット設定のミス
誰に向けてメルマガを送っているのかが明確でないと、読者の心に響くコンテンツを作成することはできません。
たとえば20代の女性向けのコスメ情報を、50代の男性に送っても、興味を持ってもらえる可能性は低いでしょう。
ターゲットとする顧客層を明確化し、彼らのニーズに合った情報を提供することが重要です。
クリック率を計測・分析するためのツール
メルマガのクリック率測定や改善には、データ分析が欠かせません。主にメール配信サービスとGA4を利用した方法でデータをみることができます。
メール配信サービス
多くのメール配信サービスには、開封率やクリック率などの基本的な指標を計測する機能が備わっています。これらのデータは、メルマガの効果を把握するための第一歩となります。
Google Analytics
Google Analyticsとメール配信サービスを連携させることで、より詳細なデータ分析が可能になります。
メルマガ経由でWebサイトに訪れたユーザーの行動を分析し、メルマガの効果を多角的に評価することができます。
基本編!クリック率を上げるポイント!
ここではメルマガのクリック率を向上させるため、とくに重要な4つの要素「件名」「本文」「デザイン」「CTA」について解説します。
読者の心を掴む件名
件名は、メルマガの「顔」とも言える重要な部分です。読者の最初の印象を左右し、開封率に直結するため、工夫を凝らす必要があります。
開封率UPに繋がる件名の書き方
基本的に件名は、簡潔かつ具体的に、メルマガの内容を端的に表すものが効果的です。
また、疑問形や数字を用いることで、読者の興味を引くことができます。
たとえば「【期間限定】最大50%OFF!見逃したら損!?な夏のセール情報☆」のような件名は、読者の購買意欲を刺激し、開封率向上に繋がります。
ABテストの活用
ただしブランドのイメージやお客さんの層によって、適切な件名のパターンは異なります。
まずは複数の件名を作成し、ABテストを実施することで、より効果的な作り方を見つけることがオススメです。
たとえば「夏のセール情報」と「期間限定!最大50%OFF」という2つの件名でABテストを行い、どちらの開封率が高いかを比較することで、企業ブランドに合ったより効果的な件名のパターンを知ることができます。
クリックしたくなる魅力的な本文
件名で読者の興味を引いたら、次は本文で読者の心を掴む必要があります。本文は、読者のニーズに合った情報を分かりやすく魅力的に伝えることが大切です。
簡潔で分かりやすい文章表現
長文や難解な表現は避け、簡潔で分かりやすい文章を心がけましょう。箇条書きや図表などを活用することで、情報を整理し、視覚的に分かりやすく伝えることができます。
読者のメリットを強調する書き方
読者がメルマガを読むことで得られるメリットを具体的に伝えましょう。
たとえば「この商品を使えば、家事が1時間短縮できます!」のように、読者の悩みや課題を解決できる具体的な情報を提供することで、クリック率を高めることができます。
セグメントメールの活用
読者の属性(年齢、性別、居住地など)や興味関心、過去の購買履歴などに基づいて読者をグループ分けし、それぞれのグループに合った内容のメルマガを配信することで、クリック率を向上させることができます。
メール配信サービスのセグメントメールの機能を活用しましょう。
クリック率を高めるデザインとレイアウト
メルマガのデザインやレイアウトも、クリック率に大きな影響を与えます。視覚的に魅力的なメルマガを作成することで、読者の目を引き、クリックを促すことができます。
視覚的に訴求力のあるデザイン
目を引く画像や配色、フォントなどを活用し、視覚的に魅力的なメルマガを作成しましょう。
クリックしやすいボタン配置
リンクボタンは、目立つ色や形でデザインし、クリックしやすい場所に配置しましょう。
モバイルフレンドリーなデザイン
スマートフォンでの閲覧を考慮し、レスポンシブデザインを採用しましょう。
効果的なCTAの設定
CTA(Call to Action)とは、読者に具体的な行動を促すための呼びかけのことです。たとえば「詳細はこちら」や「今すぐ購入」といったボタンやリンクがCTAにあたります。
効果的なCTAを設定することで、読者の行動を促し、コンバージョン率向上に繋げることができます。
CTAの重要性
CTAがないメルマガは、読者に何を期待しているのかが伝わりにくく、クリック率が低くなってしまいます。CTAを明確に設定することで、読者の行動を促し、コンバージョンに繋げましょう。
効果的なCTAの文言
「詳細はこちら」よりも「期間限定特典を見る」など、具体的なメリットを伝える文言の方が効果的です。また、「今すぐ購入」よりも「カートに入れる」など、ハードルの低い行動を促す文言の方がクリックされやすい傾向があります。
CTAのデザインと設置場所
CTAボタンは、目立つ色や形でデザインし、クリックしやすい場所に設置しましょう。本文の途中や最後に複数設置することで、クリック率を高めることができます。
これらのポイントを意識して、効果的なメルマガを作成することで、クリック率を向上させ、Webサイトへの流入を増やし、最終的には売上やコンバージョン率向上に繋げることができます。
応用編!クリック率を上げるその他の施策例
メルマガのクリック率を上げるにはステップメールでの顧客育成や読者アンケートの実施、過去のデータを分析する方法なども有効です。
ステップメールで顧客を育成する
初めて来店したお客さんにいきなり「この商品を買ってください!」と迫っても、なかなか購入には至らないですよね? メルマガも同じです。
いきなり商品を売り込むのではなく、段階的に顧客との関係を築き、購買意欲を高めていくことが大切です。
そこでおすすめなのが、ステップメールです。ステップメールとは、あらかじめ設定したシナリオに従って、段階的にメールを配信する手法です。
たとえば
・初回購入者には、お礼のメールとともに、関連商品の紹介や割引クーポンなどを送る ・2回目の購入者には、新商品の情報をいち早くお届けする ・長期間購入がない顧客には、お得なキャンペーン情報や再購入を促すクーポンなどを送る |
といった具合です。
読者アンケートでニーズを把握する
読者のニーズに合ったコンテンツを提供することで、開封率やクリック率を向上させることができます。
そこでオススメなのが、読者アンケートです。アンケートを通じて、
・読者がどんな情報に興味を持っているのか ・どんな悩みや課題を抱えているのか ・メルマガの内容について、どんな感想を持っているのか |
などを直接聞くことができます。
また、アンケートに答えてくれた読者に対して特典やクーポンなどを提供することで、顧客満足度向上にも繋がります。
過去のデータを分析し、改善点を見つける
過去のメルマガのクリック率や開封率、ヒートマップなどを分析することで、
・どんな内容のメルマガがクリックされやすいのか ・どんなタイトルや件名が開封されやすいのか ・どんなCTAが効果的なのか |
といった、成功パターンや改善点を見つけ出すことができます。
分析が苦手な方も、まずは出来るところからでいいので数字をチェックしていくことをオススメします!
クリック率UPだけじゃない!メルマガの効果を最大化する戦略
最後にメルマガの効果を最大化するための、さらに一歩進んだ戦略をご紹介します。
コンバージョン率向上のためのランディングページ(LP)最適化
メルマガのクリック率が向上しても、誘導先のランディングページが魅力的でなければ、せっかくの訪問者を逃してしまいます。
ランディングページ(LP)とは、メルマガのリンクをクリックしたユーザーが最初に訪れるページのことです。主にそこで購入に至るケースが多いことから、「販売をするためのページ」ともいえます。
ランディングページの最適化では、
・ファーストビュー:ページを開いた瞬間に見える範囲を、ユーザーの目を引くデザインやキャッチコピーで構成する。 ・コンテンツ:メルマガの内容と関連性の高い、有益な情報を提供する。 ・CTA:購入や資料請求など、ユーザーに取ってほしい行動を促すボタンを分かりやすく配置する。 ・フォーム:入力項目を必要最小限に抑え、スムーズな入力体験を提供する。 ・モバイル対応:スマートフォンでも快適に閲覧できるよう、レスポンシブデザインを採用する。 |
といったポイントが重要です。
顧客とのエンゲージメントを高めるための双方向コミュニケーション
一方通行のコミュニケーションになりがちなメルマガですが、読者からの返信を誘発したり、読者限定イベントを開催するなど双方向のコミュニケーションを取り入れることで、顧客とのエンゲージメントを高めることができます。
読者からの返信を促す
質問を投げかけたり、感想を求めたりすることで、読者からの返信を促し、コミュニケーションのきっかけを作りましょう。
読者限定イベントを開催する
ZOOMなどによるオンラインセミナーやリアルイベントを開催し、読者との直接的な交流を深めましょう。
これらの施策を通じて、読者との繋がりを深め、企業への愛着を高めることができます。また、読者の声を直接聞くことで、ニーズを把握し、より効果的なメルマガを作成するためのヒントを得ることもできます。
まとめ
今回はメルマガのクリック率を向上させるための具体的な方法についてわかりやすく徹底解説しました。
クリック率低迷の原因として、魅力に欠ける件名、読者の心を動かせない本文、タイミングの悪さ、ターゲット設定のミスなどが挙げられます。
クリック率を向上させるためには、読者の心を掴む件名作成、クリックしたくなる魅力的な本文作成、クリック率を高めるデザインとレイアウト、効果的なCTAの設定などが重要です。
さらにステップメール、読者アンケート、過去のデータ分析などの施策も有効です。
また、メルマガの効果を最大化するためには、ランディングページの最適化や顧客とのエンゲージメントを高めるための双方向コミュニケーションも重要となります。
これらの施策を組み合わせることで、メルマガのクリック率を向上させ、最終的には売上やコンバージョン率の向上に繋げることができます。
この記事が、みなさまのメールマーケティング成功の一助となれば幸いです。
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