メルマガは、企業と顧客をつなぐ強力なツールです。
適切に活用することで、読者との信頼関係を深め、販売促進につなげることができます。
しかし、メルマガの効果を最大限に発揮するためには、その特性やメリット、デメリットを理解することが重要です。効果が最大限に活かせる状況で配信しなければ、目的を達成できないからです。
そこで今回は、メルマガの基本的な効果やメルマガが有効なシチュエーション、メルマガの効果の例について宇宙一わかりやすく解説していきます。
ページコンテンツ
メルマガのメリットと効果
費用対効果が高い
メルマガは、他のマーケティング手法に比べて非常にコストパフォーマンスに優れています。
紙媒体の広告やテレビCMのように、印刷費や放映料などの高額な費用を必要とせず、低コストで運用できる点が魅力です。
これにより、限られた予算しかない場合でも、効果的なマーケティング施策を実施することが可能です。特に中小企業やスタートアップにとって、費用対効果が高く、短期間で成果を得られる手段として活用されています。
さらに、メール配信ツールによってターゲットの絞り込みや配信結果の分析も簡単に行え、効率的な運用が可能です。
お客さんの育成ができる
メルマガは、見込み客を購買へと導くための重要なツールです。
定期的に情報を提供することで、読者との信頼関係を築き、段階的に購買意欲を高めることができます。
また、特典や限定情報を配信することで、読者にメルマガの価値を感じてもらい、ブランドロイヤリティを強化することができます。
さらに、お客さんの行動履歴やアンケート結果などを分析することで、個別に最適な情報を提供することが可能となり、それぞれに寄り添ったアプローチが実現できます。
お客さんとの関係性が強化できる
メルマガは、お客さんと定期的に接触することが出来るツールです。定期的に有益な情報を提供することで、企業への信頼感が増し、ロイヤルティを高めることができるでしょう。
また、お客さんの属性に合わせたメッセージや特別オファーを送ることで、個々のお客さんに対して特別感を提供し、より深い関係を築くことも可能です。
認知度向上
定期的にお知らせや読み物コンテンツなどを配信することによって、お客さんに企業やサービスの情報を覚えていてもらうことができます。
またメルマガは、企業が持つ経験や専門性をアピールする絶好の場でもあります。
業界ニュースや専門的なアドバイスを共有することで、企業の知識や信頼性をお客さんに伝え、ブランドの認知度を向上させることができるでしょう。
このような情報発信を続けることで、企業のプロフェッショナルなイメージが強まり、お客さんの心に残りやすくなります。
販売促進
メルマガは、販売促進に直結するツールとしても非常に効果的です。
新商品やキャンペーン情報をいち早くお客さんに届けることで、購買意欲を喚起し、実際の購入につなげることができます。
また、限定セールやクーポンコードの提供など、メルマガならではの特典を通じて、お客さんに行動を促すことが可能です。
情報を受信箱に残しておける
さらに、メルマガは読者の受信箱に保存されるため、必要な時にいつでも検索して情報を再確認してもらえるという利点もあります。
一度送った情報が忘れ去られることなく、長期的に役立つリソースとして機能することも可能なのです。
メルマガのデメリット
必ず開封されるわけではない
メルマガを送信しても、必ずしもすべての読者に開封されるわけではありません。
多くの受信者は、日々大量のメールを受け取っており、その中でメルマガが埋もれてしまうことがあります。
件名が魅力的でなかったり、メールを見ない時間帯に送ったり、配信の頻度が高すぎたりすると、開封される可能性が低くなります。
また、メルマガがスパムフォルダに振り分けられるリスクもあります。
読者にとって興味をひく件名をつけ、配信する曜日や時間帯、頻度を工夫することが開封率を上げるために重要です。
メール配信ツールが必須
メルマガを効果的に運用するためには、専用のメール配信ツールが必要です。
月1〜2万円ほどのコストがかかりますが、これらのツールには、リスト管理、自動配信スケジュールの設定、開封率やクリック率の追跡、htmlメールの配信など、メルマガを効率よく運用するためのさまざまな機能があります。
個人情報を守る義務がある
メルマガの配信では、読者の個人情報を取り扱います。
個人情報の漏洩や不正アクセスが発生すると、企業の信用に大きなダメージを与える可能性があります。読者の信頼を維持するためにも、個人情報の取り扱いには細心の注意を払う必要があります。
メルマガが効果を発揮する状況
「メルマガは時代遅れ」という言葉をたまに耳にしますが、果たしてそうなのでしょうか。
Webサイトにおけるお知らせやコラムとは異なり、メルマガは送りたい時に、送りたい内容を、送りたい相手に、送りたいデザインで配信することが可能です。意図どおりに情報をお客さんに見てもらえる可能性が高い媒体のため、効果を発揮できる状況は多くあります。
すでにお客さんが商品・サービスに関心をもっているとき
メルマガは、お客さんがすでにブランドに関心を持っている状況では即効果を発揮します。
その場合は新製品の発売時やセールの告知など、タイムリーな情報を届けることで、購買行動を誘発できます。
もう一度お客さんに興味をもってもらいたいとき
商品・サービスの購入から時間が空いてしまったお客さんに再び興味をもってもらいたいときにもメルマガは非常に有効です。
メルマガではhtmlを使用することでデザインにもこだわりを反映できますので、「あのお店はこのようなコンセプトだったんだ。じゃあもう一度いってみようかな。」と思ってもらうことができるのです。
お店独自のイベントをおこなっているとき
お店でオリジナルのイベントなどをおこなう際に、Webサイトにそのお知らせを掲載しても、お客さんには気づかれずに終わってしまう可能性があります。
しかしメルマガの場合、常連さんや見込み客に対してほぼ確実にメッセージを送ることができるので、よりイベントへの集客を見込むことができるでしょう。
見込み客をお客さんに育成したいとき
メルマガでは「とりあえずメルマガを登録した」という見込み客に段階的なメールを配信することで、最終的に「お客さん」として育成することが可能です。
広告やWebサイトでは非常に困難である顧客育成を、メルマガであれば実行することができるのです。
特定のお客さんに来店してほしいとき
読者リストをあらかじめ分けておく(セグメントしておく)ことで、特定のお客さんに来店を促すメッセージを配信することが可能です。
たとえば今月誕生日のお客さんにだけ限定クーポンを送ることもできます。
これにより、お客さんの企業に対する愛着が深まり、ファン化する可能性が高まります。
メルマガの効果を最大化するためのコツ
メルマガを効果的に活用するには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。ここでは、メルマガの効果を最大化するためのコツについて説明します。
価値のあるコンテンツを提供する
メルマガの成功には、受け取った人が「読んでよかった」と感じる価値のあるコンテンツが不可欠です。
たとえば最新の業界ニュース、実用的なヒント、限定のオファーや割引情報など、受信者が「特別感」や「お得感」を感じることができる内容を提供しましょう。
情報過多の現代では、読者は自分にとって価値があると感じる内容にしか時間を割きません。したがって、メルマガのコンテンツは、常に受信者にとっての利益を意識して作成することが重要です。
価値のある情報を定期的に提供することで、読者との信頼関係を築き、メルマガの開封率やクリック率を向上させることができるでしょう。
お客さんに合わせたメルマガ配信をする
メルマガの効果を最大化するためには、ターゲットに合わせたパーソナライズやセグメント化が鍵となります。
すべての読者に同じ内容を一斉送信するのではなく、購買履歴や行動パターンに基づいて、受け取り手が興味を持つ内容を配信しましょう。
たとえば、商品を購入したことがあるお客さんには、その商品の関連情報や追加サービスの案内を送ると効果的です。
また、新規顧客には、お得な初回割引や利用方法のガイドを提供するのも良いでしょう。
受信者が自分専用の情報を受け取っていると感じることで、メルマガの反応率が格段に向上します。
時間帯を工夫する
メルマガを送信する時間帯も、効果を最大化するための重要な要素です。
受信者がメルマガを開封しやすい時間帯を選ぶことで、開封率を高めることができます。
たとえばビジネス関係のメルマガであれば、平日の午前中やお昼休みの時間帯が効果的です。
一方、個人向けのライフスタイルに関するメルマガであれば、夜間や週末が好まれることが多いでしょう。
実際の開封率やクリック率を分析し、最も効果的な送信時間を見つけることで、メルマガの成果をさらに向上させることができます。
無理なく配信を続けること
また、定期的な配信を続けることも必要です。
メルマガでは、お客さんが普段からメッセージを受け取り続けることでより認知や興味が高まる傾向があります。
どんなに凝ったメール配信をおこなったとしても、その頻度があまりに少ないのではあまり意味がないのです。
続けやすい方法を考えて、継続することが大切です。
続けることやWebに少し苦手意識のある方は、なるべくシンプルで続けやすいメール配信サービスを利用することをオススメします。
メルマガの効果の測定
メルマガの効果を測定することは、その戦略を最適化し、成功へ導くために欠かせません。ここではそのための最低限の指標について解説します。
開封率
これは、送信したメルマガがどれだけの受信者に開封されたかを示す指標です。
開封数こそが「メルマガが実際に開かれた件数」です。この数を上げるため、件名や配信の時間帯を工夫しましょう。
クリック率
これはメルマガ内のリンクがクリックされた割合を示し、メルマガの内容がどれだけ読者の興味を引き、行動を促したかがわかります。
また、特定のリンクやCTA(Call to Action、行動を起こさせるためのバナーなど)がどの程度効果を発揮しているかも判断できます。
この数字を見ながら、よりお客さんに刺さるメッセージやデザインに変えていくと、よりメルマガの効果は高まるでしょう。
メルマガの効果の例
最後に、実際にメルマガによってどのような効果がもたらされているのか、事例をご紹介させていただきます。
※弊社コンビーズメールのユーザーズボイスより抽出
※敬称略
株式会社ハンコヤドットコム
印鑑・実印・はんこを販売をされている株式会社ハンコヤドットコムではメルマガによって注文数の増加に成功しました。
・メルマガの効果:開封率が上がり、メルマガ経由の注文も増えている。
・メルマガ配信のきっかけ:「印鑑」や「はんこ」について、より多くの人に知ってもらいたいというシンプルな理由から始めた。
・メルマガの内容:実印の手続き方法や会社設立時に必要な印鑑の紹介、便利なスタンプの案内などを中心に配信している。
・メルマガの役割:リピートの少ない商品が多い中で、顧客との長期的なコミュニケーションツールとして機能している。
・配信頻度:月2回程度。
・メルマガ作成の工夫:テンプレートを活用し、ラインや装飾を事前に準備。思いついたことはすぐにメモする。「もっと印鑑やはんこのことを知ってもらいたい」をテーマに、楽しくシンプルに伝えることを心掛けている。
株式会社ナチュラルリンク
中小ベンチャー企業の女性社員活用に特化した人材教育事業を行っている株式会社ナチュラルリンクもメルマガによってイベント参加者増加や知名度アップの効果を得ています。
・メルマガの効果:継続的な配信が会社の信用を積み重ね、メルマガを通じてイベント参加者が増加。また、口コミでの広がりも実感。
・配信メルマガの種類:働く女性向けの「ナチュラルリンクのハッピーメルマガ~働く女性をHAPPYに~」(毎週月・木曜配信)と、男性経営者や上司向けの「3分で分かる!女性社員教育のコツ」(毎週火曜配信)の2種類。
・メルマガのコンセプト:商品やサービスの宣伝ではなく、定期的に思い出してもらい、好印象で記憶に残るような役立つ情報をエッセー形式で提供。
・メルマガ執筆のコツ:インプットをアウトプットする習慣を持ち、20分程度で執筆を完了させる。ブログとメルマガの使い分けを意識し、ブログは自己記録、メルマガは読者に役立つ情報提供を重視。
・読者を増やす工夫:経営者が女性社員に伝えたいことを代弁する内容を意識し、経営者にも登録を促進している。
有限会社感動販促研究所
デザイン事業を展開する有限会社感動販促研究所では、メルマガによってファンからのフィードバックが増え、販促物の受注増加に成功しました。
・メルマガ配信の効果:読者からの感謝やフィードバックが多く寄せられ、コミュニケーションが自然に取れていると実感。また、メルマガがきっかけで販促物の受注にもつながっている。
・メルマガ配信のきっかけ:クライアントからの「格好イイもの」「インパクトのあるもの」の要求が売上に直結しないと気づき、その真理を広めるためにメルマガが最適と判断して開始。
・メルマガの魅力:情報を効率よく伝え、読者が自分のペースで読める点が魅力と感じている。
・ネタ集めの秘訣:日常的にブログを書いており、日常の中からネタを見つける視点を持つことで、メルマガのネタも自然に集まる。
・読者集めの工夫:パンフレット型の16ページの「ブック名刺」を使用し、メルマガ登録を促進。名刺交換時に希望者を読者登録している。
まとめ
メルマガは、お客さんとのコミュニケーションを深め、ビジネスを成長させる強力なツールです。
その効果を最大化するためには、ターゲットに応じた適切なコンテンツ配信や、セキュリティへの配慮が重要です。しっかりとした戦略のもとでメルマガを活用すれば、関係性強化や販売促進に大きく寄与するでしょう。
メルマガは無理なく続けることが大切です。
続けることやWebに少し苦手意識のある方は、コンビーズメールのようなシンプルで続けやすいメール配信サービスを利用することをオススメします!
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